【小学4年生】国語の勉強法。読解力をつける基礎を作ろう!

このページは小学4年生のお子さんがいる保護者向けの記事です。

テーマは「国語の勉強法」です。

国語力は、全教科に影響する基礎土台です。

学習内容が難しくなると小学4年生に、しっかり身に着けさせたい力です。

個別指導15年の経験もふまえて、お話をさせていただきます。

小学4年生の国語の勉強法

ポイントは3つあります。

・漢字の読み書きはノーミスが基本

・言葉の定義、構造理解させる

・つなぎ言葉に注目させる

漢字の読み書きはノーミスが基本

漢字の読み書きは、国語学習の基本です。

いまさら私に言われなくても「そんなの知ってるよ」という方が大半だと思います。

では、「漢字の読み書きのノーミス」を子どもに徹底化させてる人はどのぐらいいるでしょうか?

80点ぐらい取れてれればいいんじゃないの?
という保護者が多いです。

たしかに、テストで100点とらないとダメ、100点とって当たり前
というのは小学生には厳しい接し方に感じるかもしれません。

得意不得意がありますので、その子にあわせた対応がベストでしょう。

しかし、漢字の読み書きだけでは別。

これは、国語力の絶対的な基礎です。
ここでミスるようでは、読解に支障をきたす可能性があります。

漢字の読み書きは、算数でいうところの「かけ算」です。

1の段から9の段まで、ノーミスで暗証できてるからこそ
通常の計算問題や文章問題の回答に専念できるわけです。

漢字の読み書きは、ノーミス

これを親子の共通認識とします。

そうすると、仮に1個だけテストで間違えた時に、その1個をしっかりと復習して自分の物にできます。(最初はくやしくて泣いてしまうかもしれませんが)

「1個しか間違えなかった」という子と、「1個間違えてしまった」では、その後のリカバリー力が全然違います。

言葉の定義、構造理解させる

「語彙を無理に増やしてください」という意味合いではありません。

教科書にでてくる言葉の意味を正確に理解させるだけでokです。

「正確に」と書くと「辞書の意味を丸暗記させるのですか?」と質問されますが、そうではありません。

ざっくりとした言葉の意味で十分です。

ウソと思うかもしれませんが、どんな意味、どんなことなのか分からず、スラスラ教科書を音読してる子は多いのです。

音読だけなら、それでも良いのですが、読解力の育成には、言葉の意味まで含めて習得しておく必用があります。

理想は、分からない言葉がでたら辞書で調べさせる勉強法です。

とはいえ、知らない言葉が多すぎて、辞書を何時間も引く勉強では、子どもが国語の勉強を嫌いになるかもしれません。

どのぐらい辞書を使わせるかは、子どもの状況にあわせて判断してください。

1日10個ぐらいの意味を辞書で調べるぐらいは、問題ありません。

知らない言葉が多すぎる場合は、保護者が口頭で教えてもかまいません。

言葉の意味の他に、おさえておきたいのは、「言葉の大小関係、構造」です。

「くだもの」「りんご」「食べ物」

この3つの大小関係、構造関係が、イメージできる状態にしたいのです。

つまり

食べ物>くだもの>りんご

と理解させたいのです。

国語の読解において、「具体」と「抽象」の理解、これが必須です。

テストにでる文章の多くは、物語を除くと、抽象的な表現と具体的な表現を繰り返して、テーマの主張をしてきます。

「くだもの」「りんご」「食べ物」の3つの言葉をみたときに

くだもの=りんご=食べ物
と等しい関係でしか理解できないと

文章にでてくる言葉も同じようにしかみられません。

抽象度の調節ができる子であれば、どのあたりが著者の主張になるのか、当たりをつけて文章を読めます。

「言い換え」を見抜くのも、国語の読解問題で点をとるのに必用な力です。

『「あれ」とは何を指しますか?』的な問題です。

言葉の構造を理解することで言い換え問題にも強くなります。

小学4年生の時点では、本格的な読解問題に取り組ませるよりも、言葉の意味を正確にとらえられるような勉強法に集中させたほうが良いです。

難しいことはいりません。教科書を音読させて、読めない漢字にがふりがねをふらせ、知らない言葉は辞書で調べさせるだけでokです。

つなぎ言葉に注目させる

小学4年生になると、つなぎ言葉(接続詞)を使った文章がでてきます。

つなぎ言葉を使って読解問題を解く方法もあります。

例えば、『逆接の「しかし」のあとには、著者の主張がくることが多い』
という感じのルールです。

小学4年生の時点では、前述の通り、本格的な読解問題の取り組みは必用ありません。

現時点では、「つなぎ言葉」がでてきたときに、どんな役割をはたしてるかを注目させるだけでokです。

役割とは「=(イコール)」「⇔(逆接)」「理由」

このあたりを理解させておけばokです。

今回は小4国語の勉強法がテーマでした。小4全体については「小学4年生の勉強方法。家庭学習で保護者が注意すべきポイント」という記事にまとめてます。興味のある人はチェックしてみてください。

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