小学4年生の勉強方法。家庭学習で保護者が注意すべきポイント

小学4年生から学習内容の難易度がグッと上がります(特に算数)。学習塾や通信教育の資料請求する家庭が増えます。

それだけ、小学4年生から難しくなるということが知られていて、危機感をお持ちの保護者が多いということですね。

このページでは個別指導15年の経験をふまえて、家庭学習のポイントを話します。

子どもが苦手な教科、未習得単元を最低3つ言えますか?

学習内容を理解度をチェックしましょう。教科書の目次をコピーして、そこに気づきをメモします。

単元が全部分かっているなら◯、ダメなら☓をつけます。理解度が半分ほどなら▲をつけて、横に復習内容を箇条書きしてください。

 

もし、子どもが使ってる教科書をよんだことがないなら、ぜひチェックしてほしいです。

たしかに、4年生の内容を大人がみたら簡単かもしれません。しかし、それは結果論であり、それまでに長い過程(すぐ覚えた、できるようになったわけではない)があったと思うんです。

大人になると、そんなことは忘れますよね。なので、子どものテストの点数(結果)だけで、ものごとを判断しがちです。

 

言葉にするかはさておき「えっ、こんな簡単な問題もとけないの。。。」と思ってしまうのです。焦って塾や通信教育の資料集めなんかをしてしまいます。

 

まずは教科書をみて、どういうステップをふんで、知識を習得するのかをチェックすること。そして、子どもが、どこでつまずいてるのかを把握することが大事です。

特に算数は、保護者が勉強したときと違う教え方になってることもあります。前もって教科書をよんでおけば、対応できます。

Point
子どもの理解度をチェックする

小4算数の勉強法

学習内容と注意点(計算)

  • かけ算(ひっさん)3けた×3けた、4けた×2けたor3けた
  • 小数のかけ算 小数×整数
  • 小数のわり算 小数÷整数
  • 分数のたし算 分母が同じ
  • 四則混合
「小4になると算数が難しくなる」と言われる理由は、たし算、ひき算、かけ算、わり算、2つ以上の知識を使い分ける頻度が高くなることです。

中でも「2けたで割る”わり算”」は、つまずきやすいです。

学習指導要領では目標として

除法についての理解を深め,適切に用いることができるようにする。

を計算目標のトップにあげてます。4年の計算の山は「わり算」だと分かりますね。

さらに、こうも言ってます。

第4学年では,除法について除数が2位数までの計算が確実にできるようにすることが大切である。

※「除法」とはわり算、「除数(じょすう)」とは、割る数、A÷BでいいえばB、を指します。
【参考資料】小学校学習指導要領解説(算数編)

 

わり算自体は小3から習いますが、「15÷3」「25÷5」など九九が分かれば対応できるものばかりです。

あまりのでる計算も習いますが「35÷8」「56÷6」など、1けたで割る計算なので、九九の知識の延長上にあるレベルで、そこまで問題になりません。(ひき算ができるならば)

小4で習うわり算は、”1けた”ではなく”2けた”の数字で割ります。

「48÷16」「72÷24」など割り切れる計算と
「79÷13」「52÷15」など、あまりのでる計算をやります。

1けたなら九九の力でクリアできますが、”2けた”になるとできません。◀九九は1けたまでなので

2けた×1けたの計算で、「”答えのめぼし”をつける力」がとわれます。

例えば「48÷16」であれば、「16×○」として、○の中に1から9の数字をいれて、答えを探す作業になります。

九九がきちんと言えて、小4のわり算でつまづくのであれば、「2けた×1けた(小3の内容)」の習得度が低い可能性があります。

小3の教科書、計算ドリルで一度復習してみてください。

Point
「わり算(ひっさん)2けた÷2けた、3けた÷2けた」はつまずきやすいので注意

分散学習で”検索の力”を強化

小学4年生は、「たし算、ひき算、かけ算、わり算の総まとめ」と文部科学省は位置づけています。

「検索の力」が強い子ほど、算数で有利になります。

 

算数の教科書もドリルも、ブロック単位に編集されてます。

同じ種類の計算を何度も繰り返し練習させることを前提に作られてます。

しかし、同じ単元ばかり練習するので、急に別の計算になると、「えーと、どんな方法だったけ、、と慌てることになります」←”検索の力”が低下

家庭学習では、新しくならう単元はブロック単位の繰り返し学習を推奨しますが、あわせて分散学習を取り入れることをオススメします。

分散学習とは、同じ10問をやるにしても、同じ単元で10問やるのではなく、単元を分散して1問ずつやらせる勉強法です。

前述の通り、小4の算数が難しくなるのは、これまで習った複数の計算方法を組み合わせる度合いが強くなるからです。

適度に計算の復習をさせると、思い出そうとして記憶の検索が始まります。

分散学習を繰り返すと知識が奥に埋もれるのを防げます。←”検索の力”の向上

 

小4の理想の勉強方法としては

すでにマスターしてる計算を10問、分散学習をさせる(ウォーミングアップ)
※計算ドリルから各単元1問をランダムに抽出すればok

すでに学習済みの単元からとします。小4だけでなく小3のドリルも使いましょう。

分散学習が終わったら、今学校でやってる単元をブロック学習させる。

この繰り返しで、計算力はみるみるあがっていきます。

Point
「単元の分散学習(学習済み)×ブロック学習(新単元)」で算数の成績は伸びる



コーチングとは親が子を上から押し付けるのではなく、受け入れて導くこと

話しを遮ったり否定せず、聴く姿勢を保つのが基本です。「話を最後まで聞いてくれる」と子どもが感じてることが大事です。親が態度で示しても伝わらなければ意味がありません。

 

信頼が生まれるまで日常会話を繰り返してください。親子関係と教育的信頼関係は別です。まずは信頼関係の形成⇒目標設定です。

 

コーチングと難しく考えると何も話せなくなります。それでは意味がありません。

小学4年生ともなると、成長が早い女の子は特にですが、大人を見る目が厳しくなります。

 

ときには、我が子といえ、ふつうにムカつくこともあると思います。そんなときに、歯をくいしばって、冷静に対処できるか?保護者のメンタルの強さも必要になります。

 

子どもに、変なところで揚げ足をとられないために、ひごろから行動を注意してください。特に4年生の後半から、気をつけましょう。

 

・どのぐらいの点数をとったら嬉しいかな?

 

最初はこのぐらいで十分です。「嬉しい(≧∇≦)b」など【感情キーワード】を会話にいれるのがコツです。

自分のために頑張る、誰かのために頑張る、どちらが正しいのか?

テストで100点とればママが喜ぶから頑張る小学生が多いです。

 

この考え方は賛否両論あります。「誰かのためでなく自分のために頑張る」「人は一人では生きられないから。誰かの笑顔のために頑張る」どちらも間違いではありません。

 

自分の子にどうあってほしい?

親のためでなく自分のために頑張るように子育てすべきだと、わたしは考えます。自分の感情に素直に反応できる子になってほしいので。

もちろん保護者のために頑張る子の生き方を否定はしません。

 

一番ダメなのは「~したらママ嬉しいな(≧∇≦)b」と常に子どもを誘導することです。この口癖はとても強烈で威力があります。親の思うがままに子を動か魔法のコトバと勘違いすると、あとから痛い目にあいますよ。

 

テストの結果をどう受け止めるか?

テストで90~100点であれば良しとするのか? どこで線を引くのか決めておきましょう。ボーダーラインは各家庭が決めることです。外部の人間がどやかく言うことでないので発言は控えます。

「中学受験をさせるか」は線引きの重要な決め手になるでしょう。全国規模で転勤する可能性があるなら、数年先をみすえた子どもの学習プランをねらないといけません。北海道と東京都では全然違います。

 

転勤で引っ越してきたんだけど、子どもが授業についていけなくて困っている、、、という塾への問い合わせは多いです。特に小学生は進度がバラバラなので、転校先との打ち合わせは必須です。習ってない部分は引っ越す前に教えないといけません。

参考リンク:

中学受験は必要か?子どもの飛躍的な成長につながった事例 中学受験しない場合の勉強。どんな家庭学習が必要なの?

 

子どもの理解度を把握している親なら、慌てずに対応できます。

 

ふだんから学校であったことを気軽に話せる関係を作っておきましょう。

 

親が言わなくても子どもから学校の話をする家庭もあるでしょう。でも油断しないでください。「勉強が分からない」と自分から言う子はいません。

親の軽はずみな発言が子を追いつめる

子どもの行動基準は「親が喜ぶかどうか」です。学校であったことを話すかどうか? までも。

「がい数」が良くわからない。。。

なんて口にしたらお母さんが悲しむ。(話すのはやめよう)というケースもあるのです。

 

低い点数はとれないからカンニングする子もいます。怒られるのが怖いのではなくて、悲しませたくないからするのです。

「~したらママ(パパ)嬉しいな」、何気ない一言が子どもにプレッシャーを与えます。

 

小学4年生の学習レベルの上がり方は、1~3年生と比較になりません。今まで以上に話しあえる信頼関係の構築と現状把握が必要です。その後は毎日決まった時間に、宿題や家庭学習をさせるようにしてください。

夫は妻を1番に愛し、子どもを2番目に愛する。このぐらいがちょうど良い

子育てに正解はありません。自分が親に育てられたように接しても、同じようにいきません。子どもを自分の作品と考えてしまう人がいます(特に男性)。面と向かって奥さんには言わないでしょうが。

 

思うままに支配できると勘違いしてる間は良いのですが、一度でも糸がプツンと切れてしまうと子育てを放棄する父親もいます。

 

「~したらパパ嬉しいな」なんてフレーズを使いやすいので注意してください。子どもは親の鏡です。良いことも悪いこともマネします。でも親の思い通りには育ちません。早い段階からコーチングの姿勢で子育てするほうが、保護者と子ども、双方にとって幸せです。

子はいつか親から離れます。夫婦の絆を一番にしてください。極論を申し上げますが、夫婦は互いを世界で一番に愛し、二番目に子供を愛すべきなのです。

 

何かしらの理由で、シングルマザー、シングルファーザーとして子育てされてる方も多いと思います。

その場合は、保護者が、自分の人生を楽しんでる、つまり「自分が1番、子供が2番」という姿勢で接してください。

家庭環境に関係なく、「子どもを2番」にすることで、保護者のプレッシャーを感じることなく、子どもは自由に成長できます。

 

まとめ

  • 小学4年生になると学習内容のレベルが上がる
  • 子どもの理解度を保護者が把握してることが重要
  • 子どもとの接し方に気をつける。=コーチングの姿勢が望ましい。

関連記事

↓子どもがすぐ泣く、怒るのは、普段の接し方に原因があります。

小学生の間違いを指摘すると怒る|泣く子どもの勉強の教え方