小中学生の子育てナビ

小学生、中学生の保護者向けに、学力を伸ばす方法、子どもへの接し方を解説します。勉強に親がどうかかわるべきか、家で勉強しない、家庭学習を習慣化させたい、朝起きなくて困ってる。個別指導塾15年間の経験から解決法を教えます

小学生の間違いを指摘すると怒る|泣く子どもの勉強の教え方

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小学生で「間違いを指摘すると怒る、泣く、消す」の対処法を、子育て中のお母さんやお父さんに向けて解説します。


「間違い」を素直に受け入れられない子どもは、勉強時間が多くても成績が伸びません。考え方の根っこの部分は中学生になっても変わりません。

反抗期に入れば親の力ではなおせません。何事も初めが肝心!バツがつくと隠す、怒る、泣いてしまう子どもの対処法、スタートです。




間違い(✘)を嫌う子は、自己を客観視する力が育たない

本日のポイント

・間違えたあとを残す!


【大人(特に保護者)の前で間違えることが恥ずかしい】と子どもは考えます「間違えても良い」という信頼関係がないと、すぐ消しゴムを使います。


赤ペンで書かれた☓を嫌い、全部◯じゃないと泣いてしまう。



低学年で全問正解は珍しくありません。紙いっぱいに書かれた花丸を喜びます。しかし学年が上がると、なかなか全問正解できません。


花丸がもらえれば自分もうれしい、ママやパパも喜んでくれる。だから☓をもらうわけにはいかない、、、


子どもの偏差値に関係なく、みんな考えます。バツを嫌がり隠そうとします。目を離すと答えを書き換える子もいます。


どこから”やる気”は生まれるの?


勉強のやる気、モチベーションの維持はギャップから生まれます。「今」と「未来」、自分の姿や力に差を感じると、気持ち悪くなり埋めたくなります。


間違えるのは楽しくないけど、勉強を続けることができるのです。


小学生は未来を想像する天才です。明日のテストで満点をとる!宇宙飛行士になる!頭の中をタイムマシンで飛び回ります。


多くの子どもは「未来」は大丈夫なのですが、「今のジブン」を把握するのが不得意です。これって大人になると逆になります。キビシイ現実に向き合うことが多くなり「今のダメな自分」をこれでもかと思い知らされます。


子どもが今の自分を把握できない理由のひとつが、「間違い=恥ずかしい」という思い込みです。泣いたり、怒ったり、隠したりして、できない自分を認めないわけです。

現状を受け入れないのですから、未来とのギャップが生まれません。だから、できるようになりたい!成長したい!という意欲が湧いてこないのです。


修正を受け入れる器が育ってないので、いつも同じ部分で間違えます。算数は各学年の関連性が強いので、これは致命傷になりかねません。


まれに怒らせないように、ムズカシイ問題を解かせない保護者もいます。できる問題ばかりを解かせて、スゴイね~と褒める。これで成績が伸びればよいのですが、そう簡単にはいきません。むずかしい問題にチャレンジできる心を育てないと、子どもは成長しません。

低学年のノート指導に関しては、「小学1~3年(低学年)のノート指導|保護者が注意するのは3つ」という記事にまとめています。


次は親がどのように接すれば良いのか、スタンフォード大学の指導法をご紹介します。


スタンフォード大学の生徒が優秀な理由

アメリカのスタンフォード大学は、シリコンバレーに優秀な人材、起業家を生み出してます。他のエリート校と違うのは、学生に「失敗を怖がらない姿勢」をもたせる教育をしていることです。


頭の良い学校に入学してくる子の多くは「自分は完璧でなければならない」と思い込んでいるそうです。だから失敗を隠そうとしたり、完璧にできないと「自分には向いてない」とすぐ方向転換するので成長しない。


なのでスタンフォードでは「失敗は悪ではなく、重要なのは次にミスしないこと」と学生に叩き込むそうです。子どもの完璧主義が、将来の成長をジャマするのは世界共通です。





ほめる理由を正確に伝えること


とにかく子どもを褒めれば良いと考えてはいけません。100点をとってきた子どもに、理由もなしに「スゴイね」「天才だね」と褒めるのはダメです。


なぜなら、「ノーミス=素晴らしい=お母さん(お父さん)が喜ぶ」と子どもの脳にインプットされるからです。


だから間違えると、お母さん(お父さん)が悲しむから隠そう、こんな自分じゃダメなんだと怒り、悲しむのです。「鏡の法則」というのがありまして、現実自分の目の前におきてることは、自分が巻いた種なんですね。


怒りやすい、短気、ズルい、調子に乗りやすい、、、、こんな感じで、目の前の子どもがやってることを性格のせいにしてはいけないんです。そもそもの原因は大人にあると認識しないと、この問題は前に進みません。


子どもを指導する保護者が先に現実を受け入れる。それが先なんです。周囲の大人の接し方が変われば、ミスすることに拒否反応は少なくなっていきます。


しかし、このままでは「怒ったり、泣いたり」させない方法を話したにすぎません。保護者の願いはそこではないハズです。間違えても、そこから学んで次につなげられる大人に育ってほしいですよね?

なので、最後に脳科学の視点から「間違い」を解説します。ここから、どんなアドバイスを子どもにしてあげられるかを考えていきましょう。


ほめ方よりも態度が重要なことは、以下のリンク先ページにまとめました。言葉やテクニックで自分の思うようにすることはできません。

子どもはとても敏感です。受け売りの言葉よりも「態度」で示すほうが何十倍も効果があります。


子どもの褒め言葉を本やネットで探すよりも「あなたを見てますよ」と伝えよう!


【脳は「間違える」から記憶しようとする】ことを教える


「間違うことの素晴らしさ」を子どもに教えるときは「脳科学」の話しをしてください。


【重要】

間違えるから覚える



「知らない情報」を脳は記憶します。なので「☓を消す→解き直す→◯にする」はいけません。「できる」と脳が判断して記憶してくれません。


間違えたら赤で大きくバツをつけるべきです。低学年の子どもは泣くかもしれませんが、親は絶対ひいてはダメです。「間違えても良い」と子どもが納得するまで、気長にメッセージを発信してください。



「間違えた」とハッキリさせると記憶力は高まる

勉強ができる子に共通しているノートの型があります。それは間違いを消さず、逆に色ペンで強調して記録していることです。小中高、学年に関係ありません。


負けん気が強い子ほど、赤で大きなバツをつけます(男女関係なし)。 塾からに家に帰ったら疲れていても復習する! とノートや問題集の端を折ったり、付箋をはってました。


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まとめ

・低学年にうちから「☓は成長の種なんだよ」と教えてあげる


「お母さん!花丸もらったよ!!!」と子どもが話してきたら、全問正解にではなく努力をほめてください。そして、、、


お母さんは、学校であったことをきちんと話してくれることが嬉しいんだと教えるのです。じゃないと、子どもは「花丸だからお母さんは嬉しい。それ以外は悲しむから教えない」と考えてしまうからです。


仮に花丸じゃなくても、大事なのは次間違わないように勉強、工夫していくことだと。子どもに分かるように説明してあげてください。

以上、小学生の子どもの勉強を親が教える|間違いを指摘すると怒りませんか?という話題でした。



参考リンク:

「小学4年生」は、学習内容が難しくなるので不安な人も多いと思います。

ただ、「勉強時間」「方法」「塾はどうする?」と心配するよりも、保護者が先にやるべきことがあります。

下記リンク先ページにまとめましたので、興味のある方はチェックしてみてください。ほとんどの人がやってません。


小学4年生の家庭学習で保護者が注意すべきポイント