小学生への勉強の教え方。頭のよい子の保護者がやってること

「勉強の教え方」について、小学生の子どもがいる保護者向けの記事です。

なにか特別なスキルがないと難しいのでは?

自分が習ったとき教え方が違う気がする、、、

そんな不安や疑問がある方は参考にしてください。

個別指導で15年間やってきた経験をふまえて、お話をさせていただきます。

結論からいえば、「勉強の教え方」にはいくつかのコツがあります。

スキルではなく「コツ」です。過去に教えた経験がなくても問題ありません。

子供のころに成績が悪かった人でも問題ありません。

大事なのは、子どもに興味関心があること、勉強をできるようにしたいという熱意があること、そしてコツを守れることです。

 

家庭学習は「復習」させる。予習はいらない

小学校の先生のように、子供に教える必要はありません。

はじめは授業の復習だけを一緒にやるのでかまいません。

 

家で予習をさせるばあい、指導方法を間違えると逆に成績が下がります。

これは塾も同じなのですが、先に内容を教えてもらってるので、子供が先生の話しを聞かなくなります。

 

もちろん、予習をふまえた正しい授業の受け方を子供に理解させれば問題ありません。

ただ、低学年や保護者が指導になれてない場合は、予習はパスするのが無難です。

「教える」のではなく、導く

「復習型」で進めるので、ゼロから何かを教えるわけではありません。

学校で先生から教わってきてるのが前提になります。

 

保護者が演じるべきは、教師ではなく「コーチ」、そして「仲間」です。

 

「今日は、このトレーニングをやろう!」
「前は○分でクリアしたけど、今回は▲分を目標にしよう!」

こんな感じで練習メニューを組んであげます。

場合によっては、「すごいね」と褒めることも必要です。

しかし、褒め方を間違えると、保護者の想定外の反応をするようになります。

なので、褒めるのがコーチの役割だとは思わないでください。

関連リンク:

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保護者は子どものコーチだけでなく、勉強仲間にもなってください。

学校の先生のように、なんでも知ってる必要はありません。

内容によっては一緒に調べよう!というスタンスも効果的です。

 

意図的に知らないことを演じることもあるでしょうし
本当に知らないことがでてくるかもしれません。

 

分からないことを、子どもと一緒に調べるのも
勉強を教える方法のひとつです。

 

人から教わったものよりも、自分で調べた知識のほうが記憶に定着しやすいです。

さらに、「好奇心」を育てることにもつながります。

 

小学生のうちは、誰もが好奇心を持っています。しかし学年が上がるにつれて、「なぜ」が消えていきます。

理由はいろいろありますが、

・「なぜ」という子が、大人から疎まれやすい(答えられないから)

・覚えることが多くて、「なぜ」と立ち止まる時間が少ない

・「なぜ」と思っても、調べ方を知らない

 

わたしの個別指導塾での経験からいえば、地域トップの高校に入る子どもは、小学生のような好奇心を中学生になっても持ち続ける子が多かったです。

わたしは気になって、保護者にどういう子育てをしてるかを面談で聞くようにしてました。

共通してるのは、小学生のうちから、親子で調べ学習をしてることでした。

事典や図鑑、地図帳をリビングにおいて、すぐに調べられるようにしてます。

ときには、地域の理科実験教室に親子ででかけてます。

(さすがに中学生になると、一緒に行動する機会は減るようですが)

 

子どもの「なぜ」をこわさない、怖がらないでください。

 

大人が知らないことを隠すことのほうが、子どもの不信感につながります。

「ママ(パパ)も知らないから、一緒に調べよう」でいいのです。

 

仕事で忙しいなら、今度の休みに一緒にやろうと約束すれば良いのです。

子どもとの約束は必ず守る

子どもの好奇心は一時的なものが多いので

本人が忘れてるかもしれませんが、それでも良いので約束を保護者が覚えてたことを伝えてください。

約束を覚えていてくれただけでも子どもの信頼感は上がります。
逆に忘れてると、勉強を教えるという関係は崩れていきます。

これは塾の講師と生徒とも同じで、そういう信頼関係が崩れると、いかに教えるのがうまくても子供の成績はあがりません。

 

勉強を教えるために準備するもの

教科書の目次のコピー

子どもに教科書が渡ったら、保護者がやるべきことは「目次のコピー」です。

これに、いろいろ書き込みをします。

例えば、子どもが今学校でなにを習ってるかを確認して、目次に書き込みます。

すると、もうそろそろ学校のテストがあるかなとか、ここは前もって自分も勉強しておこうかなと、心の準備ができます。

・進め方

家庭学習の中心は「教科書」にしてください。

わたしの経験では、地域のトップ高校に入る子は「教科書」をすみからすみまで見てます。

他の子が、「この参考書がいいよ」「○○先生はこれをススメてたよ」と会話してるときに、教科書を大事に勉強してます。

「テストも入試も教科書からしかでない」という本質をきちんと知ってるわけです。

この姿勢を小学生のうちから育てたいのです。

 

今の参考書や問題集は、カラフルでシールなんかもついてて、教科書より魅力的にうつります。

「学校からただでもらえるモノ」と勘違いしてる子もいるので教科書を軽く扱う子もでてきます。(たしかに無償ではありますが、税金が投入されてるのでタダではない)

すすめ方

教科書の音読

教科書を写す

問題を解く

この3つを、教科書でトレーニングさせてください。

 

音読は国語だけでなく全教科です。

 

社会科や理科のテストは教科書を暗記してれば、ほぼ正解できます。

はじめから暗記させる必要はありません、音読をさせたり、うつしたりさせて、教科書にふれる機会を増やしてください。

例えば、毎日同じ時間に、同じ場所からバス(電車でもok)に乗るとします。

一度も話したことがない人でも、毎日見かけるだけで、あーいつもの人だと覚えますよね。

別にその人のことを覚えようとしてはいないはずです。

しかも、その人が目に入るのは、1日のうちのほんの一瞬だったはずです。

 

これは勉強も同じです。覚えようと何時間もかけるより、覚えなくても良いから、少ない時間で何回も見ること。これで記憶に残るのです。

この方法は「勉強=強制的な暗記」という間違った認識を子どもに植え付けなくてすむことです。しかし弱点があって、テスト前日では間に合わないことです。

だからこそ、保護者がコーチとして、計画をたてて、何回もやらせてください。

 

関連リンク

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音読になれてきたら、教科書の一部をノートに書き写してさせましょう。

理科や社会科は、図やグラフ、地図も書かせてください。

そこからテストの問題がでることもあります。

 

はじめは数行単位でかまいません。いきなり「3ページ分を写そう」と言っても集中できないと思いますので。

問題を解くだけが勉強だと勘違いすると、質より量を重要視することになり非効率です。

もちろん量も大事です。ただし本質を学んでから量に向かわないと、穴のあいたバケツに水を注いてるようなものになります。

国語と算数に関して

量をこなすときには、学校から渡されてる漢字と計算ドリルも使ってください。

このとき、保護者が教えるべきことは「ドリルは何回もやるもの」と教え込むことです。

教科書と同じ基本姿勢になりますが、もともとドリルは教科書準拠で、足りない問題数をカバーするためのものです。考え方が同じになるのは当然なのです。

ひとつの教材をボロボロになるまで使い込む

この経験を小学生のうちにさせてほしいです。

 

これは高校入試、大学入試、資格試験、、、

勉強し続けないといけない子どもへの、保護者から与えられる最高のプレゼントです。

 

親は子供よりも先に死にます。いつまでも面倒をみてあげることはできません。

じゃ、なにを残せば子どもは路頭に迷わず生きていけるのか?

それは『学問』

という話しは聞いたことがあると思います。

でもその先を具体的に考えてみてほしいのです。

 

学ぶべき内容は、世代によってことなります。

だから、「勉強の方法」が大事になります。

そのなかでも、一番重要な考え方が「ひとつの教材を繰り返す」という部分なのです。

小中学生であれば、間違いなく「教科書」が繰り返すべき教材です。

小学生の勉強時間

「長くやればよい」は間違いです。

「学年×20分」を目安にしてください。

特に低学年は、同じ場所で同じ時間に勉強する

という家庭学習の習慣がつけばokです。

親が気合が入りすぎると、子どもが疲れてしまうので、様子を見ながら柔らかくすすめてください。

 

25分~30分に1回、休みをいれてください。

同じ姿勢でいると、血行が悪くなり、効率が落ちます。

別に休み時間と決める必要もなく、姿勢を変えるだけでもokです。

5分間は立って音読するとかでもokです。

低学年のうちは、10分間でも座ってひとつの作業(勉強)が
できてるだけでokと判断して良いです。

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ときどきやること

子どもから教科書をかりて、前もって読んでおきましょう、

特に算数は、どういう説明をしてるかをチェックしておいてください。

 

理科や社会科の内容は、実は中学生とそう変わりません。

一番違うのは「算数」です。

なぜなら子どもの発達段階にあわせて教える必要があるからです。

 

例えば小1の子に、引き算の概念はありません。

だから、5個あった肉まんを3個食べたら残りはいくつですか?

という感じで生活から想像させてるわけです。

 

立体に関しても、低学年に教えても分かりません。

なぜなら、その概念がないからです。

脳の発達段階にあわせて教えないといけません。

 

もちろん、復習型で家庭学習はすすめます。先生の話しを聞いてきてる前提です。

でも一度聞いただけでは分からないことも小4をこえるとでてきます。

 

そんなときに「どうしてわからないの?」と焦る保護者がでてきます。

概念がなかったものを、今育ててる最中なんだと分かれば慌てずにすみます。

なので前もって、教科書がどういう説明の仕方をしてるかを読んでおくとよいです。

 

平日は忙しくて勉強を見てあげられないなら

今回は、ある程度、保護者が子どについてあげられる時間がある

と想定して書きました。

 

全く時間がとれない場合、仕事が休みの日だけトレーニングについて、平日は「自習」という形にしてください。

やるべきリストを作ってあげて、そこにチェックマークをいれさせてください。

目標を達成したら称賛してください。

褒め方よりも、「ちゃんと見てるよ♪」と子供に伝わることが大事です。

 

※「伝える」ではなく「伝わる」です。子どもがそう感じてなければ、何もしてないのと同じです。

子どもがウソをついたら

性善説にたって、保護者がいなくても自分でやってる。。。と信じる姿勢が大事です。

ただし、休みに日に勉強をみながら、様子がおかしいときには、本人に聞いてみましょう。

何回か練習してるはずの音読ができてなければ、怪しいと考えてみても良いということです。

子どもを信じることは大事ですが、ウソをついても意味がないと本人が自覚するには、小学生にはその材料が少なすぎます。

家で勉強しなくても、ある程度は理解できるからです。

これが中学生だとテストの点数で、親に言われなくても実感するわけですが、小学生はそうもいきません。

ある程度は親が導く、そのとき、「ウソをついてるかもしれない」と頭のかたすみにおいておくことは悪いことだとは思いません。

大事なのは、怪しいと思ったときに、「ウソついてるしょ」と言わないことです。

 

※子どものコーチになるなら「言葉は刃物にもなりうる」ということを忘れないでください。たった一言の過ちが、信頼関係を壊します。

信頼を築くには時間がかかりますが、壊すのは一瞬です。

 

・本当にウソをついてるのか?

・なにか事情があったのではないか?

保護者は聞き役にまわって、子供の口から話しをさせてください。

意見をいうのではなく、話しを聴くことがポイントです。

 

まとめ

勉強するときは、他人の子の勉強をみてると思って取り組んだほうが、うまくいきやすいです。

「なんでこんなのも分からないの???」と思うこともあるでしょう。

しかし、そこはこらえてください。あなたと子供は違います。

焦らない、頑張りすぎない、気長に取り組む。

こんな感じでやっていくほうが、最終的には成功します。

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