PR

体系化ノートの作り方。中学生の定期テスト対策

このページでは中学生の定期テスト勉強として、ノート作りについて解説してます。

中学生のお子さんがおられる保護者、もしくは中学生本人向けの内容になってます。

個別指導15年の経験をふまえて、定期テストの得点アップにつながるノート作りの方法をはなします。

定期テキストには2冊のノートを作るのがおすすめです。

ひとつは「弱点ノート」、そしてもうひとつは「体系化ノート」です。

弱点ノートの作り方については、以下のリンク先ページで解説してますので、参考にしてください。

[kanren id=”2463″]

このページでは「体系化ノート」について話します。

「体系化ノート」とは、暗記や問題演習で積み上げてきた知識を、つなぐために作ります。

点を線にするためのノートです。

[list class=”li-mainbdr strong”]

  • 出題形式が変わると、答えられなくなる
  • ど忘れしやすい
  • 応用題に弱い

[/list]
↑こんな悩みのある中学生に役立ちます。

体系化ノートは、ある程度の暗記と問題演習をこなしてから作ります。

知らないものをまとめるノートではなく、知ってることをまとめるノートです。

もちろん、知ってることに関係する知識で、知らなかったことを付けたすのはokです。

ただ、知らないことは全体の20%以下におさえましょう。あくまでも、体系化ノートとは知ってることを中心に作ります。

体系化ノートの作り方

時系列に並べてみる

これは社会科でよく使うテクニックです。

例えば、「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」という歴史用語を
暗記してるとしましょう。

そしたら、
ノートに順番にして並べてみるのです。(教科書にでてくる順番でok)

[box class=”box17″]
「織田信長」⇒「豊臣秀吉」⇒「徳川家康」
[/box]
これだけでも立派な体系化ノートです。

織田信長が「楽市楽座をやつた」

豊臣秀吉が「太閤検地をやった」

徳川家康が「朱印船貿易をやった」


それぞれの人物の出来事はしってるのに
どういう順番で歴史に登場してるかを
イメージできてない子が多いです。

なのでコア(核)になるものを矢印でつないで視覚化させると効果的です。

[box class=”box17″]
「織田信長」⇒「豊臣秀吉」⇒「徳川家康」
[/box]

ざっくり、これを覚えておけば仮に以下の問題がでたとしても対応できるはずです。

並べかえ問題

・太閤検地

・朱印船貿易

・楽市楽座

人物を矢印でつないで覚えておけば、

楽地楽座→太閤検地→朱印船貿易

という流れを作るのは簡単だと思います。

並べ替え問題は、年号を暗記して時間をかけずに解くのが鉄則ですが、全ての年号を覚えるのは効率的ではありません。

特に上のような問題は、年号を知ってるかよりも

「織田信長」⇒「豊臣秀吉」⇒「徳川家康」という流れを覚えてるかを確かめる問題だと考えたほうが良いです。

今回は人物を矢印でつないでみましたが、戦争や文化など、テーマを変えていろいろためしてみましょう。

共通点がないかを考えてみる

社会科(歴史)

例えば「日清戦争」、「日露戦争」、「第一次世界大戦」
これらは「1894年」「1904年」「1914年」と10年ごとに起きてます。

つまり、年号をひとつ覚えておけば、10の足し算さえできれば他の年号が思いさせます。
この方法でやるには、戦争名を順番に並べ替えられることが前提になります。

つまり、前に説明したように
[box class=”box17″]
「日清戦争」⇒「日露戦争」⇒「第一次世界大戦」
[/box]
とイメージできるようにしておかないといけません。

英語

例えば、英文法の”受け身”の作り方

一般的には、、、、

受け身のルール
[list class=”stitch-orange”]

  • (肯定文)主語+be動詞+過去分詞形~.
  • (疑問文)be動詞+主語+過去分詞形~?
  • (否定文)主語+be動詞+not+過去分詞形~.

[/list]

とまとめられてると思います。ではbe動詞の部分に赤丸をつけてみましょう。

すると、中学1年生で学習する「be動詞」と同じルールで「受身形」も動いてることが分かります。

be動詞のルール
[list class=”stitch-orange”]

  • (肯定文)主語+be動詞+~.
  • (疑問文)be動詞+主語+~?
  • (否定文)主語+be動詞+not~.

[/list]

つまり中1で勉強した「be動詞」と中2で学習する「受身形」のルールには
共通点があるということです。

もちろん「受身形のルール」だけを単独で暗記してもよいのですが、中1の「be動詞のルール」とつなぎあわせることで、より強固な知識に変わるわけです。

単独で覚えてたとしても、定期テストが終わると忘れてしまいます。

もちろん人間は忘れるようにできてますので、問題ないです。

ただ、せっかく勉強するなら、模試や受験にも使える知識にしたいものです。

できるだけ忘れないようにする、もしくは思い出しやすいようにするには、共通点をみつけてつないで覚えることが有効です。

[list class=”li-mainbdr strong”]

  • 歴史の例で説明したように、テスト範囲内の新出用語の共通点をみつける
  • 今回の英語の例のように、過去に学習してる(かつ身についてる)ことがらとの共通点をさがしてつなぐ。

[/list]

どちらにもチャレンジしていただきたいです。

 

今回は中学生の定期テスト勉強法としてのノート作りを解説しました。以下のリンク先ページでは、テスト勉強法の全体像についてまとめてますので、あわせてご利用ください。

[kanren id=”2469″]

コメント

タイトルとURLをコピーしました