【小学生】歴史の勉強法。一問一答×ブロック学習がおすすめ!

このページでは「小学生の歴史の勉強法」について解説します。
小学生本人、もしくはその保護者が対象になります。

学校のテスト、塾の模試で効率的に点をとるための勉強法を、
個別指導15年の経験をふまえてお話をさせていただきます。

小学生の歴史の勉強法は2つ

歴史のテストで点をとるためには、まず用語を暗記することが必用です。
知らないものは答えようがないからです。

でも、用語を暗記するだけでは不十分。
散らかってる部屋をイメージしてください。

消しゴム、鉛筆、教科書、ゲーム、お菓子、マンガ、学校から配られたプリント、、、
そこから、遠足の持ち物が書かれたプリントを探すのは大変だと思います。

部屋にあるのは間違いないのですから、見つからないことはないでしょうが、時間はかかりそうです。

歴史の用語も同じです。
織田信長、奈良時代、鑑真、天平文化、十七条の憲法、、、

脳の中で歴史用語がバラバラに散らばっていたのですが、テストで聞かれてる答えを探すのに時間がかかってしまいますよね?

(1)歴史の用語を暗記するだけでなく、(2)整理整頓して取り出しやすいようにしておく

この2つをしっかりやるのが、歴史の勉強法のポイントです。

一問一答で歴史用語を暗記する

「歴史は流れが大事!」と聞いたことはありませんか?
織田信長が明智光秀に裏切られて、そのあとに豊臣秀吉が天下統一。

そのあとは関ケ原の戦いで徳川家康が石田三成に勝利。
1603年に江戸幕府を開く。。。。。

こういうのが、歴史の流れと言います。

たしかに、「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」と用語を丸暗記するよりも、物語(ストーリー)になってるほうがおもしろいし、流れが分からないとテストの応用題で点がとれません。

しかし、最初から「流れで覚えよう」とがんばって勉強しても、そう簡単に覚えられません。
長い文章を覚えなさいと言われてるようなものですからね^^

小学生の歴史勉強法の1個目は、一問一答で歴史用語を暗記することです。
一問一答とは、「1603年に江戸幕府を開いたのは誰?」という感じでクイズに答えるように歴史を勉強する方法です。

問題ひとつで、歴史用語を1個勉強します。
流れで覚えようとすると、ハードルが高すぎて三日坊主になりがちです。

まずは一問一答で歴史用語を暗記していきましょう。

一問一答は、自分で教科書を見ながら作っても良いですし、本屋さんに問題集が売ってるので、それを使ってもokです。
自分で作る場合は、ノートを1冊準備して、左のページに問題、右のページに答えを書きましょう。

1回やっただけで全部暗記できる人はいません。
完璧に覚えようとすると、覚えれなかったときに凹んで勉強がつまらなくなります。

覚えようとせずに、何回も繰り返すだけで良いです。
どんなに覚えられない問題でも、10回繰り返せば、だいたいの答えはでてくるようになります。

テストで効率よく答えるためのブロック学習法

あなたの脳に、歴史の用語がたまってきたら、整理整頓しましょう。
テストで点をとるためには、答えに必用な知識を効率よく脳から探しだす必用があります。

整理整頓の仕方はいくつかありますので、ご紹介します。
共通してるのは、ブロック(かたまり)を作ることです。

似たもの同士を集める

織田信長、奈良時代、鑑真、天平文化、、江戸時代、源頼朝、飛鳥文化


これらの歴史用語を、仲間わけすると以下の通りになります。

・奈良時代、江戸時代

・織田信長、鑑真、源頼朝

・天平文化、飛鳥文化

「奈良時代、江戸時代」は、時代をあらわす歴史用語。

「織田信長、鑑真、源頼朝」は、人物をあらわす歴史用語。

「天平文化、飛鳥文化」は、時代ごとの文化をあらわす歴史用語です。

このように整理整頓しておくと、質問されてから回答するまでの時間が短くなります。

「~した人は誰ですか?」とテストの問題がでたとき、人だけを思い出せばよいのです。
「奈良時代、江戸時代」や「天平文化、飛鳥文化」は考えず、「織田信長、鑑真、源頼朝」の中から答えを探すのです。

似た者同士を整理するには、マーカー学習法がおすすめです。

例えば、人物は黄色、時代は黄色、文化は緑色
という感じで決めてマーカーしていきます。

色分けすることで、同じ仲間が分かりやすくなります。

ツリー学習法

歴史用語を、テストで使える知識として暗記するのに役立つのがツリー学習です。
クリスマスツリーをイメージしてください。

ツリー(木)と飾りの2つが揃って、クリスマスツリーは完成します。
暗記した用語の中からツリー(木)になるものを探します。

どの用語をツリーにするのかは、あなたの自由です。
できれば、あなたが詳しいこと、興味があるものが良いです。

ツリーにする用語が決まったら、少しずつで良いので、関係する用語を飾っていきます。
例えば、「織田信長(おだのぶなが)」をすでに知ってるなら、そこに「安土城」や「楽市楽座」など新しい知識をぶらさるのです。

このようにツリーを作っておくことで、歴史のテストで答えを探しやすくなります。

「織田信長が、、、、を答えなさい」という問題がでたとしましょう。問題では織田信長のことを聞いてますので、織田信長のツリーから答えがないかを探すのが一番効率が良いことになります。

繰り返しになりますが、はじめい作るツリーはできるだけ興味がある、得意な用語にしましょう。

慣れてきたら、それににたツリーを作ると良いです。
例えば、ゲームで織田信長に興味がある人なら、はじめに作るのは「織田信長のツリー」です。

次ににたようなツリーを作ります。
織田信長を教科書で調べると、「豊臣秀吉」や「徳川家康」がのってます。なので、この2人でツリーを作ってみるのです。

このようにして、ツリーをどんどん作っていきます。
大きめのふせんにまとめておくと良いです

ツリーがたまってきたら、年表を作って、ふせんを順番に並べてみましょう。

自分で暗記法を作ると、記憶に残りやすくなる

歴史に関係ない知識でも、暗記につながるものは利用しましょう。
例えば、「三国干渉」の三国(ロシア、フランス、ドイツ)を暗記したいとしましょう。

もしアナタが「ロフト(店)」によくいくなら、三国の頭文字をとって「三国=ロフト」と覚えるのもアリです。
「ト=ドイツ」が強引すぎないかと思うかもですが、自分が暗記できるのであれば問題ないのです。

逆にいうと「ロフト」となじみが薄い場合は、この語呂合わせがきびしいかもしれません。

自分がすでにもってる知識=ロフトを三国(ロシア、フランス、ドイツ)の丸暗記に使う

こういうふうに、歴史の勉強に関係ない知識も、暗記に利用できないかを考えてみましょう。

本屋にいくと語呂合わせの本は売ってますが、自分の今ある知識と結びつけたオリジナルの語呂合わせのほうが暗記しやすいですよ。

かたまりを作る

暗記するときは、かたまりで覚えるのが良いです。
例えば「浄土宗=法然」と「浄土真宗=親鸞」

浄土宗と浄土真宗の開祖(作った人)を暗記するとき、「法然」と「親鸞」まではなんなとくクリアできます。

ただ、2つの組み合わせが、はっきりせずにバツがつく子がいます。
そこで「浄土宗=法然/浄土真宗=親鸞」をかたまりにして考えます。

どうしたら、この組み合わせを間違えずにすむかを考えるのです。
すると、浄土真宗の「真=しん」に注目すればよいことが分かります。

「法然(ほうねん)」「親鸞(しんらん)」

浄土真宗を開いたのは「しん」が名前についてる「親鸞(しんらん)」という暗記法でのりきれば良いのです。

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