勉強で低学年の小学生をほめるなら結果より過程を重視してください。間違いを隠す、認めない、泣く子どもにしないために。

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育児雑誌を読むと「子どもはほめれば伸びる」と書かれてあります。

このフレーズは子育て経験がない親ほど魅力的に感じるのではないでしょうか?
子育てに限らず、怒るよりも褒めるほうが楽だと感じませんか?

もしアナタが職場の後輩やママ友を注意しないといけないとしましょう。
とてもじゃないけど、気分がのらないでしょう。

幼児期からの延長でほめ続けていると、低学年になるころに予期せぬ反応をみることになるかもしれません。

今回は小学生の低学年のほめ方について解説します。

ざっくり言うと

  • 無理にほめる必要はない
  • 何に対して賞賛するのかが大事→結果ではなく過程をほめる

結果をほめてしまうと過程を軽んじる子供になる

わたしの「ほめる」に対する基本スタンスは「無理にほめない」です。

「ほめ方」よりも「子どもとのコミニュケーション」から改善するほうが良いかもしれません。
詳細は別記事にまとめています。

子どもの褒め言葉を本やネットで探すよりも「あなたを見てますよ」と伝えよう!⇒

 

今回はすでに子どもをほめていて、何かしらの悩みを抱えている保護者向けの記事になります。
あえて褒めるなら、こうするといいですよ~という話です。

例えば小学生の子どもがテストで100点をとったとしましょう。
アナタはどうほめますか?

多くの人は「100点とってすごいね!!!ママうれしいよ(≧∇≦)b」という感じで子どもを褒めるのではないでしょうか?

 

この褒め方を続けていると、以下のリスクがあります。

  • 間違うと泣く、怒る
  • テストの点数が低いと親に見せない。用紙を隠す。
  • よい点数をとるためにカンニングする

わたしが15年間個別指導塾で勤務してきた経験では、低学年の子どもには上記のような共通点がありました。

 

子どものほめ方のどこに問題があったかと言いますと、ポイントは2つです。

ひとつは「結果」に対してほめていること。
二つ目は「結果に対して親がうれしい」を伝えていること。

 

大人でもそうですが、誰かが喜んでくれるのはうれしいものです。
ツライ仕事でも家族のためにがんばっているお母さん、お父さんは多いと思います。子どもだって同じです。

 

お母さんやお父さんが喜んでくれるからテストをがんばるわけです。
親のためにがんばりすぎると問題が生じますが、小学校のテストぐらいではよくあることです。

一番問題なのは「結果」に対して賞賛してることです。
少し意地悪な見方をすれば「100点じゃなかったら、ママ悲しい」と言っているともとれるのです。

このように考えるかどうかは子どもしだいです。
だから、ほめれば子どもは伸びるという人もいるし、逆に失敗する人もいるのです。

親が悲しむ顔を子どもは見たくありません。
何としてでも100点をとらないといけません。

そのためにはカンニングもいとわないし、場合によってはテストをなかったことにします。

お腹が痛いといって棄権したり。

テストだけではありません。家庭学習で◯がついたらうれしいですよね。

親が子どもの勉強をみている場合、その場でほめてるのではないでしょうか?

行為に対して短時間で賞賛を受けると、長時間後にほめられるよりも効果が強いことが心理学の実験で分かっています。

テストで100点をとってほめられるよりも強烈に子どもの心を支配します。

なので問題演習中に解けない場合、泣く子もいるのです。

もしくは丸つけでバツが付くと怒ったり泣く子も小学生の低学年には多くいます。

バツがつくことを受け入れられないと、自分を客観的にみる能力が育ちにくくなります。

これに対する問題点と対処法は以下の記事にまとめてあります。

 

小学生の間違いを指摘すると怒る|泣く子どもの勉強の教え方⇒

結果ではなく、そこに行き着くまでの過程に対してほめる

では何に対して子どもを褒めれば良かったのか?それは結果ではなく過程に対してほめれば良いのです。

 

「いっぱい勉強してテストがんばったね。ママうれしいよ!」という感じ。

家庭学習でも全問正解したから花丸ではなくて、今日もお家で30分勉強したから花丸という感じにすれば良いのです。

 

なかなか丸がつかない、テストの点数が思わしくない子どももいるかもしれません。

そういう子に対して下手にほめるのはやめるべきです。

 

「あなたはやればできる子だから大丈夫よ。
今度はきっと良いテンスうがとれるよ」

 

これは良くありません。子どもの受け取り方によりますが、勘違いする子がでてきます。親が子どもの何か良いところをほめよう、ほめようとすると、本質からズレて勘違いを起こして努力しなくなる子どもがでてきます。

短所よりも長所を伸ばそうとすることは大事ですが、本質からずれると被害は大きくなります。

結果よりも過程を重視するほめ方をしてください。

よい点数がかりにとれても過程が悪ければ、話し合いの場をもつことも大事です。
なぜならまぐれ、もしくはテストが簡単だったから100点をとれたからかもしれません。

 

ほめても良いのですが、問題はその後です。
勉強しなくても100点とれると勘違いして家庭学習をしなくなっても困ります。

あるときは点数に対してほめて、あるときは過程に対して怒ってではいけません。

 

親がブレると子どもは不信感をもちます。やるなら徹底してください。
つまり何に対してほめるのか、軸をきめることです。

できれば保護者が共通の軸をもったほうが良いです。
つまりお母さんは点数に対して、お父さんは過程に対してでは良くないということです。

 

もちろんお母さんが厳しくて、お父さんは何も言わないということで家庭のバランスがとれているなら、無理に参加させる必要はありません。

 

結果にフォーカスしないから、失敗を怖がらないチャレンジできる子どもに育つ

「100点をとった」「問題演習で全問正解した」、、、これらは全て結果に対しての賞賛になりますが、いかにリスクがあるかがお分かりいただけたでしょうか?

 

小学生の低学年までなら100点は比較的とりやすいかもしれません。
しかし学年が上がるたびに内容は難しくなります。

そうなったらどうしますか?

結果に対してほめ続けるわけにはいかなくなりますよね。
そこから過程をほめることに切り替えても手遅れです。

子どもは低学年の間にいっぱい結果に対してほめてもらっているからです。

 

もし中学受験をするとしたら、模試で点数が低かったり、問題演習でバツがつくのは日常茶飯事になりますよ。

そのぐらいじゃないと成長しませんし、丸ばかりつく模試や問題集は本当に受験にあってるのか疑わしいです。

子どもが天才なら話は別ですけど。

早い段階から結果ではなく過程に対してほめるように切り替えることで、子どもが失敗を恐れずにチャレンジできる環境を作ることができます。

 

以上、勉強で低学年の小学生をほめるなら結果より過程を重視してください。

間違いを隠す、認めない、泣く子どもにしないために。でした。