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中学生の子どもの成績が良くない!部活をやめさせるべきか?

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中学生になると放課後は部活動に参加する子どもが多くなると思います。家でゲームばかりしてよりなら体を動かしているほうが親としても安心です。でも期末テストの点数や成績(内申点)が低いと、部活をやめさせるべきかと一瞬考えてしまいますよね。

今回は「子どもの成績と部活動の関係」を解説します。

部活をやめさせたら成績は上がるのか?

結論から言うと「成績が悪いからといって安易に部活をやめさせるべきではありません。」※子どもが自分からやめたいと言ってきた場合を除く

理由は部活動を通して身につける非認知能力が将来を含めて役立つからです。ちなみに非認知能力は忍耐力、社交性、自尊心、自制心などを指します。

わたしが部活動に期待するのは「子どもに自制心」を身につけさせることです。成功という定義は曖昧なものですが、あえて使います。成功している人間を調べてみると自制心が強いことが分かっています。

気をつけてほしいのは「自制心が強いと必ず成功するわけではない」ということ。とはいうものの将来の可能性が高める非認知能力として「自制心」は今注目されています。非認知能力の育成は幼児教育で注目されていますが、自制心はいつでも鍛えることができることが分かっています。

 

自制心は筋トレと同じように鍛えることができる

もう家の子は幼児じゃないし、、、と諦める必要はありません。。では自制心について解説します。簡単にいってしまえば、課題をきめて続けさせると自制心が育ちます。

例えば「猫背を治そう。毎日姿勢に気をつけてね」という課題をだします。そして1日1回は姿勢を気にする習慣を身につけるだけでも自制心は育ちます。

しかし、話はそう簡単ではありません。「自制心」というのは、自分で自分を制御する心だからです。幼児期からの育て方でも自制心の身につき度合いが違ってきます。子どもが中学生の段階で自制心が足りないと親が感じる場合、今から身につけさせるには相当の努力が必要になります。はじめのうちはコーチが必要になるでしょう。その役目を親ができればよいですが、仕事や家事で忙しいのではないでしょうか?仮に時間があっても親子げんかのもとになるようなことをできるでしょうか?

部活動は集団内で決められたルールのもとで行われます。子どもを部活動に参加させるということは、自制心を身につける訓練にもなることを覚えておいてください。なので成績が悪いからといって安易にやめさせるのはマズイです。

正しい勉強法を知らないと自制心は成績に反映されない

中学生の部活を見学に行く親はなかなかいないと思います。なので試合を観に行ったら「我が子はこんなに集中している姿を見たことがない」と驚くこともあるようです。家ではゴロゴロしてるばかりで勉強もしないから余計に驚いたというわけです。

たしかに部活動で鍛えた自制心がそのまま家庭や勉強に反映されないこともあります。つまり正しい勉強法や家庭での過ごし方などを教わってないからです。非認知能力というのはそれだけで何かの力を発揮するものではありません。

勉強法と自制心が組み合わさることで成績アップにつながるという考え方です。なので親の目からみて子どもに自制心がないと判断するのは早すぎます。部活動に参加している子どもならすでに育ってるかもしれないからです。あとは正しい勉強法を教えて、すでにもってる自制心を勉強にいかせる訓練をさせないといけません。

 

学校の成績と自制心の関係

成績が良いこIQの関係を調べたところ、関連性は自制心とのほうが強いことが分かっています。テスト勉強のときにはゲームをやらない。とかこの問題をとけるようになるまでは寝ない。という感じで自らを律することが良い成績につながるということ。

もうIQなんてかえられないし、運命は決まっているんだ。どうせ頑張っても良い点数なんてとれるわけない。。。という考え方は間違っていることが証明されているのです。※IQが高ければ自制心が少なくても能力でカバーできる部分もあります。

 

今回のポイントはIQがふつう、低い場合でも非認知能力の高さである程度のレベルまではカバーできるということです。

 

自制心は学校の成績だけでなく、社会人になったあとの生活にもプラスの効果を発揮します。部活だけが鍛える場所ではありませんので、どの子どもも部活に強制的に参加させる必要はありません。

 

今回の話の前提は自分から部活動に参加している中学生の子どもがいる家庭に向けての話ですから。

まとめ

ちょっとしたルール、課題を作って毎日こなしていくことで自制心は育ちます。

 

もちろん家で勉強する時間もとれないくらいに部活動が熱心すぎる場合は、考える必要はあるかもしれません。それでもまずは正しい勉強法を実践させてからでも遅くはないとわたしは考えます。

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