【割り算】筆算の教え方。子どもに5つのステップを暗唱させる

このページでは割り算の筆算の教え方について解説します。

・正確に解けるように教えたい

・子どもへの教え方が分からない

このようなお悩みをお持ちの保護者向けの記事です。

個別指導塾講師15年以上の経験をふまえて話します。

さいごまで読むと、正確に割り算の筆算を解くための教え方が分かるようになります。

割り算の筆算の教え方。ポイントは「確認」!

割り算の筆算の教え方は、字を丁寧に書かせることから始めます。

「丁寧」には2つの意味合いがあります。

・数字を丁寧に書く(特に0と6、2と3は要注意)

・行をそろえる

これら2つを守れることが大前提です。

答えをだすまでの流れを一気に教えるのではなく、中間地点を設けてチェックしながら進めるように指導します。

具体的には5つのステップ「たてる」「かける」「ひく」「確認」「おろす」を、暗唱させます。

具体的に計算をしながら、保護者が「たてる」と言ったら、子どもが具体的に書く、保護者が「ひく」といったら子どもが引き算をする、、、こんな感じで指導します。

繰り返すと保護者が言わなくても「たてる」「かける「ひく」「確認」「おろす」と子どもが言いながら筆算できるようになります。

大事なのは、答えをだすまでの過程を曖昧にしないことです。

なんとなくこうやった気がする、、、と解いてるうちは正答率も解くスピードもあがりません。

曖昧なのがダメな理由として一番大きいのは、自分で見直しできないことです。

絶対のルールがあるから、それにそって見直しができるのです。

ただ、見直しをするのが前提で教えるというよりも、解きながら見直しをさせることが最強の教え方だと私は考えています。

もちろん、最終的には見直しをさせますが、正確性やスピードをあげるには早い段階で修正できる状態をはじめから作っておいたほうが確実です。

例)56÷4

ここでは「56÷4」の筆算を教えると仮定します。

1.たてる

5÷4=1あまり1なので商1をたてます。

2.かける

4×1=4

3.ひく

5-4=1なのであまりは1

4.確認

あまりの1が、わる数4より小さいことを確認する

5.おろす

56の6をおろす

1.たてる

16÷4=4

なので商4をたてる

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