子どもの頭がよくなる考え方

「勉強法」を知ることは重要です。
しかし、それ以上に大事なのが「心・考え方」

どんなに素晴らしいノウハウでも、使う人次第で効果は変わります。
両者は掛け算の関係です。

もし「心・考え方」が0なら、なにをかけても答えはゼロで。

個別指導15年の経験をふまえて、成績が上がる、試験に受かる、「頭がよくなる考え方」について解説します。

心・考え方

では、「頭のよくなる考え方」について、各項目を解説します。

全てをやる必用はありません。
「これは良いかも」と共感するものがあれば、お子さんに教えてあげてください。

人間の考え方は、そう簡単に変わりません。
時間がかかります。

1個ずつ、親子で取り組んで下さい。
習慣化される前に、次の内容に取り組むのはNG!「二兎を追う者は一兎をも得ず」です。

心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。

アメリカの哲学者、ウィリアム・ジェームズの言葉

間違いを恐れない

脳は省エネ思考です。
体内の25%のエネルギーは脳に使ってるのですが、それでも足りません。

なので、ムダなことはしたくない。

脳の活動の一つである「記憶」
命にかかわるものを優先して記憶します。

逆にいえば、それ以外は記憶したくないのです。

教科書、テスト、なんでも良いですが、問題を間違うと泣き出す小学生がいます。

さすがに中学生はいませんが、すぐ消しゴムで間違いを消します。
わたしが見てきた、成績の良い子どもは真逆です。

間違いを消すどころか、バツを大きく目立つように書いてました。

・(塾から)家に帰ったら復習するぞ!と目立つようにバツを書く子
・学校で分からない所があったので、塾で聞くために、テキストにふせんをしてくる子

どちらにも共通してるのは、「間違い」をポジティブに考えてるということ。

自分の目の前から「間違い」を消すことは簡単です。
しかし、それでは脳にことの重要性が伝わりません。

なので記憶しようとしません。
極端な話、間違えたこと自体忘れてしまうのです。

成績のよい子は、教科書やテキストの間違えた部分をつぶさに覚えています。

親の仇のように、赤ペンでいろいろ書き込んでる子もいました。
テストが近くなったら、この部分を最優先で勉強する。

しかも、テスト当日も、ギリギリまで、この部分を確認し、
テストがはじまったら先に、このパターンの問題がでてないかを
チェック。あったらそれから始めるという徹底ぶりです。

こういう部分は、他の子にはみえませんよね?

だから、「頭が良い」とひとくくりに考えてしまいますが、優雅に泳ぐ白鳥も見えない水のなかでは、必死になってるのと同じです。

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鏡の法則を理解してる

「鏡の法則」とは、今ある現実が、自分の心や行動の結果であるという考え方です。

成績が伸び悩んでる子と、はじめて塾の面談で話すと、マイナスの言葉を無意識に使ってるなという印象を強く持ちました。

「部活で忙しい」
「頭わるいから」
「嫌いな」

どういう言葉を使うかは、その子の自由です。

ただ、言葉で自分の洗脳、しかもマイナスの方向にひっぱってるとしたら悲しいことですよね。

脳は考えてるようで、過去のデータで処理してることが多い。(省エネ)

例えば、口紅の色を変えたとしましょう。
なのに家族も職場の誰も気づいてくれない。。。

これはまさに、脳の仕業です。
パッと見、変化が感じられない場合、過去の画像で処理してるで、微妙な違いは気づきません。

正しい勉強法も知らずに、ちょっと勉強してダメだった過去の記憶を
そのままひきずって、「勉強しても頭悪いからムダ」と考えてしまう。

正しい方法で勉強すれば、できるようになるかもしれません。
でも、洗脳されてると当たらしい行動をおこす勇気がでないんですね。

なので、言葉の怖さを知ろう。無理にポジティブな、プラスの言葉を使わなくてもよいけど、絶対マイナスの言葉は使わない。

これを習慣化させてほしいなと思います。

優先順位をつけられる

勉強で重要なのは限り有る「時間」と「エネルギー」を何に使うかです。

「そんなの当たり前でしょ」と思うかもしれません。
わたしの経験では、成績の良くない子ほど、その認識が甘いです。

特に「時間」
無限にあるものだと思ってるので、無謀な学習計画をたててくる子が多いです。

なぜそうなるかといえば、自分に使える時間について考えたことがないからです。

本気で勉強したことがないので、どのぐらい気力がもつのか知らない。

もはや「根性論」です。
「徹夜して勉強しますよ」と平気て言ってきます。

ここでは学習計画のたてかたについてはふれませんが、優先順位をつけるトレーニングをさせてください。

ワクを作ろう
「優先順位を決めよう」というのは、別に目新しい話しではありませんよね。
わたしが強調したいのは、その一歩手前。
 
「枠(わく)」を作ってほしいということです。
人間は、枠を作るのが嫌いです。
 
お正月休みがあと◯日で終わる、、、とはできるだけ考えたくないですよね。
できれば休みが永遠に続いてほしい。
 
これは大人も子供も同じ心理です。
勉強に使える時間もエネルギーも有限だとは認めたくない。
 
これは当たり前の反応なんです。
 
しかし、この考え方をしてる限り、いつまでも効率的な勉強はできません。
効率とは、枠のなかでいかに動くかをつきつめないと生まれません。

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現在地を把握できる

成績の良い子は、過去のテストの点数を性格に記憶してます。
成績の悪い子は、覚えてません。

覚えてない理由は、間違いをすぐ消すのと同じで、反省することなくテスト用紙を隠しこんでしまったからです。
テストの点数だけでなく、学校の成績も同じです。

新しいことにチャレンジするときは、ゴール(目標)を決めるだけでは不十分です。

現在地点とゴールが決まって、はじめて行動にうつせるのです。
なぜなら現実とゴールのギャップを感じることが、行動のエネルギーになるからです。

自分はテストで100点とりたいのに、現実は80点しかとれてない。
だから、その20点のギャップをうめるために勉強するんだ!

という理由があって、脳は行動しないとダメだなと思ってくれるわけです。

悪い習慣を探す

脳は省エネモードだと話しました。
できれば、過去のパターンで動きたいわけです。

この特徴を利用すれば、「体や精神に負荷をかけることなく勉強できる」とも言えます。

ここで重要なのは、脳は良い習慣、悪い習慣を区別できないということです。

これは間違ってますよ!と教えてくれません。
だから保護者が教えてあげるか、子ども自身に考えさせるしかありません。

例えば、学校から帰ってすぐ寝るのは悪い習慣です。
仮に夜から塾に行くとしてもです。夜寝られなくなりますから。

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