【中学生】英語長文のコツ[意味が分からない原因は3つ]

このページでは、英語長文が苦手な中学生に向けてコツを紹介します。

英語長文が難しく感じるには、何種類かのパターンがあります。

自分がどのパターンにはまるかを知ることから始めましょう。

 

パターン1:長文の見た目にだまされてる

Ken got tha idea for school festival at home yesterday morning.

長い英文を日本語になおすのは難しいと感じるかもしれません。

考える前に、やる気を失う人もいるでしょう。

ただ、コツさえつかめば、それほど難しいものでもありません。

区切りに「/」をいれてみましょう。

Ken got tha idea /for school festival /at home /yesterday morning.

日本語になおすと

ケンはアイデアを得ました/文化祭の/家で/昨日の朝

どんな意味かが見えてきましたね。

ケンは昨日の朝、文化祭のアイデアを家で思いつきました。

こんな感じの日本語訳が作れればokです。全く↑と同じ訳にならなくてもかまいません。

ケンは昨日の朝、家で、文化祭のアイデアを思いつきました。

でもokです。

パターン1の解法

「/」をどのタイミングで長文にいれるか?

どこにいれても間違いではありません。「こうしたら簡単だよ」というコツをご紹介します。

・前置詞の前で「/」をいれる

前置詞(ぜんちし)とは、at,in,on,about,with,forなどを指します。

例文だと「for」と「at」が前置詞です。

前置詞とは、名詞とセットで使うルールがあります。

例文であれば「for」は「school festival (文化祭)」、 「at」は「home (家)」がとなります。
なので、ここからここまでがセットですよと「/」で区切ってあげるのです。

「/」を入れて長文を読む方法を「スラッシュリーディング」と呼ぶことがあります。

「/」のことを「スラッシュ」と呼ぶことから、そう名づけられてます。

スラッシュリーディングを使うと、長くて訳せそうにない英文でも、なんとなく意味が分かるという状態にもっていけます。

なので、英語長文が苦手な中学生は、とりあえずスラッシュリーディングを使ってみると良いでしょう。

パターン2:英文の構造が見えてない

英文ひとつひとつは約せるけれども、最終的に何を言ってるのよく分からない
という人は、ここで紹介するコツをマスターしてください。

The idea for school festival that ken got at home yesterday morning is wonderful.

少し極端な例文を作ってみました。(中3の関係代名詞を使った文章です)

パッと見で、文の構造が見えたでしょうか?

国語では「文」の基本構造は「主語+述語」と習いますよね。

東京は日本の首都です。(主語:東京 述語:首都)

スカイツリーがある東京都は日本の首都です。(主語:東京 述語:首都)

関東地方にある東京都は日本の首都です。(主語:東京 述語:首都)

文がどんなに長くなろうとも、主語と述語をみれば、言いたいことは分かります。

実はこの読み方、英語長文でも使えるテクニックなんです。

とくに英検や模試、高校入試で出題される英語長文は量が多いです。

ひとつひとつ、スラッシュリーディングで丁寧に訳しても、読み終わったときに
「で、この長文は何が言いたいの?」となりかねません。

なので、スラッシュリーディングをする前に、長文全体をざっくり読んでしまい、ポイントをおさえてから、1文1文を丁寧に読むと、全体の内容が理解しやすくなります。

The idea for school festival that ken got at home yesterday morning is wonderful.


この英文の骨は、どこか分かりますか?

The idea is wonderful.


たったこれだけなんです。

長く見えてしまうのは、内容を説明するための肉がつきすぎてるからなんです。

つまり、「何がいいたいの?」とならないようにするためには、肉をなくして骨だけが見えるようにトレーニングする必要があるんです。

中学校では、「肉のなくし方」は教えてくれません。

逆で「肉のつけ方」を教えてくれます(←ここ大事)

中1から登場する「前置詞」
このルールは、すでに話しました。

「名詞とセットで使う」でしたね。

The idea for school festival


例文の一部をもってきました。

「for」が前置詞で、「school festival 」が名詞です。

このかたまり(肉)が、直前の「The idea 」を説明してるのです。

「そのアイデア」だけでは、なんのアイデアか分かりませんよね。
なので、肉をつけて「学校祭のアイデア」としてるわけです。

「前置詞+名詞」は肉です。

では、例文をもう一度見てみましょう。

The idea for school festival that ken got at home yesterday morning is wonderful.

肉が見えますか?

見えたてきたら(  )でくくってみましょう。

The idea (for school festival )that ken got (at home )yesterday morning is wonderful.

次の肉を話します。

まだ関係代名詞を習ってない人も多いと思います。

今は気にしなくて良いです。

それが肉なんだと思ってくれればokです。

関係代名詞とは、サブ的な「主語と述語」で名詞を説明する肉です。

サブなので、メインの「主語と述語」にはなれません。

The idea (for school festival )that ken got (at home )yesterday morning is wonderful.

例文でいうと

that ken got (at home )yesterday morning


ここまでが関係代名詞のテリトリーになります。

「that」は「あれ」と訳すヤツではありません。

ただの記号だと思ってください(日本語にはなおしません)

(ケンが昨日の朝、家で得た)が日本語訳です。

この肉がThe idea を説明してるのです。

つまり、「ケンが昨日の朝、家で得たアイデア」という構造です。

The ideaには、もうひとつの肉がついてましたね=(for school festival )

なので、

The idea←(for school festival )

↑(that ken got (at home )yesterday morning)

という構造になってます。

なので、全体としては、、、、

ケンが、昨日の朝、家でえた文化祭のアイデア
という日本語訳になります。

関係代名詞という肉を( )でくくってみましょう。すると

The idea (for school festival )(that ken got (at home )yesterday morning )is wonderful

となります。

では(肉)を消してみましょう。

The idea is wonderful.

↑このように骨だけになりました。

パターン2の解法

英語長文の中から肉を探して( )でくくるようにしましょう。

そのためには、何が肉なのかを知ってないといけません。

中学校で先生が英文法を教えてくれますね。

そのとき、この文法はなぜ勉強する必要があるのか?
そこに注目して先生の話しを聞いてください。

英文法というと、形に注目がいきがちです。

例えば現在進行形が「Be動詞+~ing形」みたいな感じ。

でも、それって教科書やワークにものってると思うんですよ。
なので先生の話しを聞くときは、形だけでなく
「使う意味」を意識してください。

名詞を説明(修飾)するために、これを使うんだと
という話があれば、それは肉だと思ってください。

この他に動詞を説明する肉もあるので
「○○を修飾」と先生が言ったら、肉だと考えてください。

パターン3:抽象度が高すぎる

パターン1やパターン2の解法を使っても、いまひとつ理解しきれない英文が存在します。

それは、抽象度が高すぎる話題の英文です。

簡単にいうと、「日本語で言われたとしてもピンとこない内容」ということです。

例えば「発展途上国」「国際協力」と言われて、「あーそっち系の話ね」とピンとくる子もいれば「???」という子もいるわけです。

これは英語力というよりも、長文を解いてる本人の知識量の問題になります。

日本語で理解できないものが、英語で理解できるわけがない
というごく当たり前の理由です。

パターン3の解法

対策としては、あなたが読むことになるであろう英語長文(入試、英検)の出題傾向を分析して、それにあわせて日本語で知識をふやしておくことです。

国際協力の話がよく出題されてるなら、図書館にいって読みやすい本がないかを探してみましょう。
本を読むのが苦手なら、テレビ番組でやってないかを探してみましょう(NHKは良質な番組が多いです)

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