高校受験をやる気にさせるには?説得せずに勉強してもらう方法

「受験生なのに全然勉強しない」とお悩みの保護者に、高校受験をやる気にさせる方法について解説します。

個別指導15年の経験をふまえて、お話をさせていただきます。

まずはゴールを共有したいと思います。

「やる気にさせる方法」の紹介になりますが、大事なのは「勉強してくれること」ですよね。

なので、本人が松岡修造なみに熱く勉強をしだすということは想定してないのでご了承ください。

あくまでも、「勉強してもいいかな」と子どもに思ってもらう方法です。

高校受験をやる気にさせるには、「誰が話す」が重要!

高校受験をやる気にさせるのポイントは、「何を伝える」や「どのように伝える」ではなく「誰が伝えるか」が最も重要です。

やる気=「誰が」×(「何を」+「どのように」)
とイメージしてください。

やる気にさせる人

極端な話をしましょう。

お子さんが好きな異性がいるとします。

もし、その子が「勉強がんばって一緒に高校に行こうね♪」と言ってきたとします。

どんな反応を示すでしょうか?

「やるしかないだろう!」と思うはずです。

今回は恋愛を例にしましたが、やる気にさせる理由をもってることが、一番重要です。

 

心理学的にいうと「権威性」を利用するのが効果的です。

この先生は、有名な予備校の先生で、、、

というだけで、受験に関心のある子なら「聞く耳」をもってくれます。

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英語を担当してる関正生さんの講義を、お子さんに聞かせてみてください。

子供だけでなく保護者も勉強したくなりますよ。

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やる気を打ち消す人

では、最も嫌いな先生が、「そんなことじゃ、行くとこないぞ」と言ってきたらどうでしょう。

完全にやる気を失いますよね。

つまり

「誰が」×(「何を」+「どのように」)

「好きな人=100」×(「何を」+「どのように」)=100以上

「嫌いな先生=0」×(「何を」+「どのように」)=0確定

ということになります。

 

「保護者は黙って勉強する」が正解

では保護者の場合、どうでしょうか?

親子関係は家庭によって違います。

反抗期の子どもなら「0」という可能性もあります。

さらに難しいのは、肉親の場合、話すタイミングも影響することです。

学校でおもしろくないことがあったときに話しかければ、どんなに親子関係が良好でも低い数値になってしまいます。

じゃあ、親は何も口をださないのが一番なのか?
ということになります。

「はい。その通りです。」

他人と比較されたり、親の学生時代の武勇伝を話したり、そんなことは聞きたくないわけです。

保護者が、受験勉強するように言っても、よい結果にはなりません。
黙ってるほうが、家庭的には平和かもしれません。

しかし、そうも言ってられないのも事実です。

何か手を打たないと、気づいたら高校受験の当日、、、という可能性も大きい。

保護者は口は出さずに、背中を見せるのが一番効果があります。

具体的にいえば、「保護者も勉強する」ということです。

同じ内容じゃなくてokです。英検でも資格試験でも良いです。

家事や仕事で忙しいかもしれませんが、まずは同じ土俵にたつことが大事です。

保護者が勉強してる姿をみれば、自分も勉強しないとダメかなと思うようになります。

 

「ママは、(学生のころに)勉強したんだから、今度はあなたの番よ」

とは絶対に言ってはいけません。

別に頼んで産んでもらったわけじゃないし。。。
と反抗されるだけです。

また勉強するの。。。とガッカリする保護者もおられるかもしれませんが

「勉強しなさい」と、受験勉強のやる気のない子どもに話し続けるよりは
ストレスは少ないと思います。

子どもが聞く耳をもったら、質問する

気持ちが少しでもうごけば、聞く耳を持ったことになります。

なので、「困ってることはないの?」と聞いてみましょう。

「勉強法が分からない」
「すぐ眠くなる」
「勉強しても、点数が上がらない」

なにか話してくれるはずです。

このとき、アドバイスするのではなく、聴く姿勢をつらぬいてください。

話の内容をメモしておくと良いです。

質問内容がまとまったら、回答の準備にはいります。

 

子どもの話をさえぎらず、聴き通す

子どもの話が終わらないうちに、話をさえぎってしまうと
せっかくためた信用を失います。

つまり「誰が」の部分が0になるということです。

この人は自分の話を聞いてくれない。だから自分も聞かない。
ということになります。

 

今の成績と目標点とのギャップがやる気にさせる

受験勉強する気になったら、次にやるべきことは現在地の確認です。

今、どの程度の学力があって、どのぐらい志望校に足りないのか?

現在位置を正しく認識しないと、迷子になってしまいます。

今の実力を知らずにひたすら勉強するのは、方向も分からず目的地を探すようなもの。途中で息切れします。

そもそも人間のやる気というのは、上がったり下がったりの繰り返し。

つねに一定でいることは難しいのです。

そこで心理学的にやる気を高める方法を使うのです。

それがギャップ法です。

模試の判定や点数を利用する

現在地点とゴールのギャップを感じることで、この隙間を埋めないといけないと脳に刷り込むのです。

模試を受けると、判定がでますね。あれを常に見るように意識させてください。

成績が悪いと、現時点の実力を知るのは怖いものなのですが、そこから目を遠ざけずに、むしり前のめりになるのです。

するとゴールとのギャップが生まれるので、やる気にさせることができます。

ちなみに外部ではなく、学校で受けさせる模試の場合、合格判定はでない地域があると思います。

その場合は、志望校合格に必要な点数を割り出して、その点差をギャップとして意識させると良いです。

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時間に制限を加えるとやる気がでる

ギャップを意識させたら、勉強期間(時間)を確定させます。

1日の勉強時間もそうですが、必ず枠を作ることが大事です。

「時間や期間の制限がなしで、とにかく勉強しよう!」とすると失敗します。

たくさん時間があると、実力の1,5倍の空想に走って失敗する

私は「1,5倍の法則」と呼んでます。

定期テスト勉強で、「今日は寝ないで勉強しよう!」と思ってたのに、全然勉強できなかった。。。

ふつうに寝てしまったという経験はありませんか?

残り時間がたっぷりあると思うと、気持ちが大きくなり、できもしない予定をたてて自滅します。

 

実際、制限をつけないほうが、楽なんですね。

こんなに時間があるじゃないかと思ったほうが、心理的にはラクです。

だからこそ、期間や時間に制限を作ることが大事です。

では、高校受験の勉強に使える期間は、いつまででしょうか?

これを試験日に設定するのは間違いです。

試験は3月ではない!12月だ!

実際は、中学校の先生との最終面談、つまり志望校を確定する日です。

この日までに、先生が納得するような点数、成績をだしておかないといけません。

もちろん先生が反対しても、自分は○○高校を受ける!という鉄の意志があれば問題ありません。

ただ、我が子が、担任に反対されてまで志望校を受けるのかを考えてみてほしいのです。

もし答えがNOならば、試験日は、先生との最終面談の日に定めて、残り日数をカレンダーで数えさせてください。

これで制限スイッチがはいります。

すると、時間がないから、今日からゲームはやらないとか、1時間減らすとか、テレビは見ないとか、自主的に何かしようと考えます。

実際にそれを実行できるかはさておき、考えるきっかけを保護者が作ってほしいと思います。

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まとめ

「もう受験生なのに、とてもそうは見えない。。。こんなので大丈夫?」という危機感をお持ちの保護者は多いと思います。

15年の個別指導の経験からいうと、年々、子供が本気モードになる時期が遅くなってるように感じます。

通塾生は問題ないのですが、中3の夏期講習や、10~12月ごろに入塾する子を見てると、強く感じます。

とはいえ悲観的な話ばかりではありません。

どの子も、危機感はそれなりにあるのです。それが勉強に結びつくまでの時間がかかるだけなんです。

その時間を意図的に短くすることはできます。今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください。