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「勉強する理由は?」と子どもが親に聞いてきたときの対処法

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子育てをしてると「なぜ勉強しないといけないの?」「(歴史に対して)昔の勉強して意味あるの?」「算数(数学)で役立つのはたし算やひき算くらいだよね」

こんな感じで小学生、中学性の子どもに親は質問攻めにあうわけです。勉強したくない言い訳ともとれますけどねwこの永遠のテーマともいえる「なぜ勉強するの?」にどう答えるべきかを解説します。わたしが利用してきた3つの説をご紹介します。

「どんな職業についても良いように満遍なく勉強する」説

わたしが塾の講師になりたてのころ、この方法で説明してました。世の中になる「仕事」は国語、社会、数学、理科、英語のいずれかが必ず必要になる。。。というまことしやかな説得法です。子どもの反応としては分かったような分からないような感じ。

 

職業説の弱点は、子どもがどの程度「仕事」に対しての知識があるかで決まります。名前は知っていても、内容がわからないとイメージできませんよね。

小学校や中学校で働く先生は民間で就職経験がない人が多いですから、子どもにリアルな体験を話すことはほぼ不可能です。せいぜい教育期間が開発したお仕事ガイドブックを配るぐらいしかできません。

苦行説

簡単にいえば「自分の興味のないことにも進んで取り組む意志をもたせるため」に勉強するというもの。詳細を過去記事にまとめてあります。

www.childcarenabi.com

 

アイディアをゼロから作り上げる人はいません。必ず何かしらの既存のアイディアとの組み合わせにすぎません。いかに広い見識をもっているかで、生み出せる幅が広がるという考え方です。

 

言語能力トレーニング説

これが最もおすすめの説得法です。人は生活するために「お金」を稼がないといけません。生活するために一番必要なものは何でしょうか?

コミニュケーション能力、学歴、資格、専門知識、強いメンタル、、、

いろいろあると思います。これらの多くに共通するのが言語能力がないと取得できない力だということです。

 

全ては言葉を通して身につけることができるのです。

 

情報化社会を生き抜くためには高度な情報を操作できる力が必要なのです。会議やプレゼンで自社の商品を相手に伝えるにも言葉が必要です。自分の気持ちを相手に使えるにも声で伝えるか、メッセージで伝えるかは別として言葉が必要です。

そうです。言葉を自由に使いこなせないと情報社会を生き抜けないのです。それはハイテク機器を使わない仕事でも同じです。仲間同士のコミニュケーションがうまくいかなければ仕事にはなりませんよね。

 

今やインターネットさえあれば基本的な情報は誰でも入手できます。情報をもっているかどうかで勝負が決まる時代ではありません。これからが情報をいかに使いこなせるかが大事になります。その基礎土台となるのが「言語能力」なのです。

 

そして国語、社会、数学、理科、英語で言語能力を鍛えるために必要なポイントが網羅できるのです!

 

教科の内容は二の次として考えてください。

 

国語は言語の基礎ですから、その重要性を疑う人はいないでしょう。ひらがな、カタカナ、漢字の取得に始まり、「てにをは」などの文法、起承転結を意識した段落構成、作文を書く力などを小学校や中学校で学びます。

中学受験や高校入試は読解力が試されてるだけではありません。出題者の意図を読み取る力、解答の根拠になる部分を制限時間内で探す力が必要です。

 

文章を読むというのは読書のイメージが強く、読み方は個人の自由という印象がありませんか?学校のテストや入試における国語はそういう主観的な部分は一切排除されています。なぜなら主観的に問題を作ると解答が複数できてしまい、テストにならないからです。

つまり客観的にモノゴトを判断できる力も言語を通して身につけることができるのです。
さらに相手の気持ちになる、制限時間内に仕事を終わらせる力を身につけることができるわけです。この能力はどんな仕事についても必要になりますよね。

社会科の歴史なら過去の教訓を今に活かす、人間とは何なのかを知ることを言語で学ぶ訓練ができます。ここから大人になって自分の実生活におきかえて考えられるようになります。歴史のような壮大なストーリではなくとも。

歴史を通してストーリー(物語)がいかに、人の心を打つかも学べます。教科書だと特定の人物を深く学ばせることはありませんが、図書館にいけば本は何冊でもありますからきっかけ作りに最適です。社会科が嫌いな子どもでも戦国武将は大好きで、お母さんから本を買ってもらったという子どもは何人もいました。人は人に言語を通して惹きつけられる一例でしょう。

他人にメッセージを伝えるにはストーリー形式が一番効果的です。例えば青汁の宣伝方法。主人公の生い立ちや挫折、挑戦と成功などのストーリー展開、そして最後に青汁!
というテレビショッピングを見たことがありませんか?

 

英語の場合は、生まれ育った環境や国が違っても言語を通して分かり合える力、母国語以外の言語を習得するときの基本的な勉強法を学べます。

中国や台湾からの韓国客が多い地域では英語よりも中国語を学んだほうが役にたつかもしれません。そんなときに英語を学習したときの勉強法を実践すれば良いですよね。母国語以外の言語習得法を知っているか?知らないかの差は大きいです。

算数や数学は数字と格闘しているようで、非常に論理展開を駆使する学問といえます。熟練者になると、いかにシンプルかつ明確な解答を導くかにこだわります。これはコミニュケーション能力やプレゼン能力を高めます。

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