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作文に対応してる塾は少ない。小学生の保護者の対処法

「作文」に関して小学3,4年生の子どもがいるお母さんやお父さんから、塾に問い合わせをいただくことが多かったです。一番気になる層が多い学年だと言えます。

親が家で見るにしても、書き方を指導できる塾を探すにしても、なかなか前に進まないのが「作文」の怖い所なんです。その理由と対処法を話していきます。

小学生に作文指導できる塾はそう多くはない

まず小学生の作文の指導ができる塾は少ないという事実があります。大学生受験の小論文指導ならやっている所は多いですけどね。

個別指導塾の場合、やろうと思えば指導はできます。ただし主要4教科のように、常にニーズがあるものではないので、指導経験が豊富な講師が少ないのが現状です。

 

「てにをは」の使い方など文法的な指導や添削はできても、どういう目標をもって、どのような順序で生徒に作文の授業をするのか、そういうレベルからスタートしないといけません

よく個別指導塾のホームページのカリキュラムの中に「作文特訓コース」と書かれてありますが、個々に教室にお問い合わせくださいという文言と一緒になっているパターンがあります。

 

それはグループ全体で共有しているカリキュラムがないこと、作文の指導ができる講師が常勤してないからという背景があるからです。

誰でもマニュアルに沿って小学生の作文の書き方を指導できる体制を、本部が作っているかどうかでフランチャイズ教室の良し悪しは決まります。

 

現段階では小学生の作文に対して熱心に取り組んでいる個別指導塾は見かけません。少なくとも全国にフランチャイズ展開している会社の中では。

なので個々の教室オーナーの考えで作文指導に力を入れるかどうかが決まります。もし小学生の子どもの作文をみてくれる塾を探す場合、国者数理の塾探しよりも大変になる可能性が高いことを覚悟しないといけません。

 

最近は通信教育会社と塾が合同で講座を作っている所も増えました。塾が生徒を集めて、通信教育会社が教材を提供(添削まで含める場合もあり)する形です。お住いの地域にあれば、検討してみるのもありです。

地域に作文指導に熱心な塾があればラッキーですし、通える範囲で探しても見つからないなら、そういう背景があると諦めるしかありません。

親が子どもに作文指導するなら

では自宅で子どもの作文指導ができないかを考えてみましょう。

「てにをは」や原稿用紙の使い方などのレベルであれば、親がチェックすることは可能です。

しかし、小学生の作文指導で重要なのは「書く前の準備」です。

原稿用紙とにらめっこして、全く書けない子がいます。

とりあえず書き方の基本ルールは守ってるけど、独りよがりの文章しか書けない子もいます。

まずはメイン教材をきめます。無の状態から作文の書き方を学べません。

本屋さんにもテキストは販売されていますが、おすすめは通信教育です。

小学生の学年に応じて語彙力も違いますので、学年別にレベル分けされている教材が理想です。本屋さんには小学生用の作文教材はあっても、学年別はおいてないです。

その点通信教材は子どもにピッタリなので楽しんで勉強できます。

作文通信教育の選び方

通信教育を選ぶさいは、以下の4点に注意してください。

  • どのぐらい保護者のフォローが必要?
  • 添削課題はある?
  • 問題のボリュームは適切?
  • 月ごとにテーマや出題形式が異なるか?

どのぐらい保護者のフォローが必要?

子どもの勉強に、親がどの程度フォローするかを先に決めましょう。

例えば、Z会の教材は絵よりも文字が多いので保護者の助けが必要な可能性が高いです。

あまり介入したくない、時間的に厳しいご家庭では、子どもが勉強しやすい教材を選ぶほうが得策です。

添削課題はある?

誰かに読ませる前提で作文を書くことはとても重要です。

この「誰か」が、親ではなく第三者であることがポイントです。

自分の気持ちや考えを伝えるのが作文です。

距離が近い親だと表現に甘えがでます。

「他人が読んでも分かるように書く!」と意識付けるには添削課題が一番効果があります。

問題のボリュームは適切?

問題数が少ないと教材はおすすめしません。

「主要教科+作文」ではなく、国語の勉強という位置づけで「作文」に取り組ませせないと効果がありません。

作文は「書く力」だけでなく「読解力」も上がります。

国語力の底上げだけでなく算数など他教科の成績にも影響します。

サブ的な位置づけではなく、主要教科のさらに中心として「作文」を位置づけて勉強させましょう。

問題数が多すぎるのも良くありませんが、少ないのはもっと悪いです!

それと、1回の学習時間は長すぎる教材は挫折しやすいので注意しましょう。
子どもが作文を嫌いになったら本末転倒なので注意しましょう。

人間の集中力はそう長くありません。
15分から長くて25分程度で終わる課題が良いです。

1日の勉強時間は短くて良いので継続するようにもっていくのがベスト!

月ごとにテーマや出題形式が異なる?

作文にはいろいろなテーマや出題形式があります。

夏休みの宿題で有名な「読書感想文」もひとつの出題形式です。

未来を想像して書く形式もあります。

作文が好き、得意になる子には共通点があります。

自分が好きなテーマ、出題形式に出会ったときに「作文の勉強はおもしろいな」と感じてくれます。

一度ブレイクすると、波及効果で他のテーマや出題形式も楽しんで勉強するようになります。

出会いは確率論なので、数多くのテーマと出題形式にふれさせることが重要です。

なので、例えば「常に読書感想文しかやらない」など、テーマや出題形式が一辺倒な教材はおすすめしません。

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