小中学生の子育てナビ

小学生、中学生の保護者向けに、学力を伸ばす方法、子どもへの接し方を解説します。勉強に親がどうかかわるべきか、家で勉強しない、家庭学習を習慣化させたい、朝起きなくて困ってる。個別指導塾15年間の経験から解決法を教えます

塾に通わず高校受験|自宅学習で合格させたい親がやるべきこと

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塾に通わず自宅学習のみで公立高校に受かる方法を話します。

もちろん集団塾や個別指導塾に通われている中学生でも実践可能な内容です。

(この記事は2018年6月13日に更新されました)




高校受験の勉強を始める前のマインドセット

その前に伝えておきたいことがあります。中3になると塾に通いだす子が増えますよね。もしかしたら「塾に通わないと点数アップは無理なのでは」と思ってませんか?

個別指導で15年指導してきた経験からいえば、経験豊富で優秀な先生に教えてもらえれば短期間でも成績は上がります。偏差値の高い大学生、もしくは卒業生だから「優秀」ではないので注意してください。


指導経験が少ないと受験のような短期戦はキビシイです。東大生が必ずしも優秀な講師だとは限りません。自分で解くのと教えるのが別問題だからです。


(良い講師に出会えるかはさておき)家で勉強しない子を塾に通わせれば成績は上がります。なぜなら学習時間と成績は比例するからです。※ただし成績の上がり具合は、子どもの器しだいで、小学生までに培った学習能力の影響が大きいです。


子どもと塾長&講師との相性、効率的な学習プランの作成能力、授業以外のフォロー体制しだいですね。なので払った金額に見合う点数アップになるかは不透明で、コスパは悪いかもしれません。家でゴロゴロしてる子どもを見る親のストレスが減るという意味では良いかもしれませんが^^


やる気があれば、塾に通わずに自宅学習だけで公立高校は合格できます。「正しい勉強法でやれば」の話ですが。


5教科満遍なくの勉強は非効率!優先順位を決めよう

「高校入試は総合得点で合否が決まる」という当たり前の法則からいきましょう。

国語、数学、理科、社会、英語の5教科を満遍なく勉強するのではなく、かけた時間に比例して点数が上がりやすい教科を優先するのが鉄則です。

まれに5教科満遍なく勉強しないと気が済まない完璧主義の子がいます。こだわるのはそこではありませんので注意してください。※今は優先順位の話をしています。成績優秀な子が、5教科のバランスを追い求めるのはかまいません。

「国語はどうする?」目安は得点率5割

まずは国語!ふつうは後回しです。(なぜなら日本語なので勉強してなくても社数理英より得点しやすいから)しかし、国語の受験勉強を優先させたほうが良い子もいます。


学力テストや模試の得点をチェックしてください。満点に対して50%とれていますか?(50点と書かなかったのは北海道のように100点満点じゃない都道府県があるからです)


もし得点率が50%未満なら、他の子よりも読解力がかなり低いです。ちなみに塾で国語を受講してない限り、ほとんどの子どもが勉強せずに試験を受けてるはずです。


全く勉強しなくても国語なら6割はとれる、そんな子が多いのに5割を切ってしまうのは問題です。無条件で点差をつけられるのはイタイです。なので国語の対策を先に始めるべきなんです。



とはいうものの国語は範囲があるようで、ないと言わざるをえません。どんな文章が出題されるか分かりませんからね。なので必ず出題されると分かっているものを勉強させます。


まず漢字の読み書きです。ここは努力した分だけ丸が増えます。もちろん点数配分は低いかもしれません。しかし丸暗記で済むというお手軽さを使わない手はありません。過去問で何点分出題されてるかをチェックしてください。


10点分あれば勉強させる価値はあります。本屋に行けば高校入試用の漢字テキストは販売されています。できれば出題率の高いものから漢字が掲載されているものが良いです。勉強時間さえかければ点数が増えますのでトライしてみましょう


次に古文が出題されている県の場合です。多くの受験生は古文が苦手です。本文の内容がよく分からないまま、なんとなく回答してます。現代文よりも得点しにくい古文の何を勉強すれば良いのか?

それはズバリ、仮名遣い問題です。歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに書き換えさせる問題です。お決まりのパターン問題です。

例えば「をかし」を「おかし」に書き換えるという感じです。

古文問題のなかで1問は必ずでると言っても過言ではありません。ルールが明確なので教科書で確認して、必ず丸がつくように暗記してください。

余裕があれば古文単語までいきたいところですが、まずはこのくらいで。



理社は短期間で範囲全体を確認する


次に手につけるべきは理社!英語や数学のような積み上げ教科より、パズル型の理社のほうが点数は上がりやすいです。出題されやすいポイントにふれさせます。理解しているかはさておき、サラッと全体を確認させます。なぜか?


ある場所に出かけるとします。目的地は同じでも、初めて行くのと、何度も行ってるのでは、時間や距離の感じ方が違いませんか?

行ったことがある=全体像を把握してると、目的地までの距離を近くに感じる。不思議なものですが心理学的には証明されている脳の動きなんです。これを勉強法にも取り入れてるのです。



理社の勉強で必要なのは、教科書と問題集です。あとは必要に応じて買い足します。



教科書が理想ですが、あわなさそうなら本屋で好みの参考書を探してください。参考書には2タイプあります。


1.厚さが教科書と同じかそれ以上あるもの。
2.右に要点、左に問題が掲載されてるもの。


2の場合、説明が少ない(要点中心)ので深い内容まではカバーできません。短期間で基本をおさえるのに適してます。



必ず買ってほしいのは問題集です。赤シートで隠しながら覚えてる子が多いのですが、理社は問題を解かないと入試で使える知識になりません。


「天保の改革」や「アヘン戦争」という用語を知ってる子でも「幕府が天保の改革を始めたころの世界の出来事を選びなさい(4択)」という問題を正解できないことが多いです。(この手の問題は「アヘン戦争」が解答になるように作られます)



一問一答で覚えるのでも良いですが、必ずさいごは試験形式に近い問題を解かせること。理社ともに受験用の問題集が販売されています。初めは薄いものを理科1冊、社会1冊用意すれば良いでしょう。



理社の成績が4や5ならばう参考書を買うよりも「教科書+問題集」で勉強させたほうが良いです。


成績が4~5の子には「試験形式に近い問題集」、それ以下なら「右に要点、左に問題が掲載されてるもの(参考書+問題集タイプ)」が良いです。


・「1問1答」を使うなら

1問1答形式は導入の段階では、非常に使いやすいです。理社があまり得意でない子には、最初の教材として使っても良いです。

ただし前述の通り、単純な丸暗記に陥る可能性が高く深みがでない弱点はあります。なので以下のように演習させます。


STEP1:問題集をざっと1周させる

STEP2:短期間に何周もさせる

STEP3:問題文を隠して、答え(用語)だけで問題文をあてられるようにする。


STEP1では、暗記するという意識は捨てて、なにができて、なにができないかを印をつけていくと良いです。

できた問題に○をつけるのか、できない問題に☓をつけるかは、それはやりやすいほうで。

理社が得意ではない子に、暗記させようとすると必ず挫折します。まずは無理やりでも、問題集を一通り読んだ、という事実を作ることが大事です。

STEP3は裏一問一答の使い方です。ここまでやると知識に深みがでるので、入試形式の問題にも対応しやすくなります。


参考リンク:

www.childcarenabi.com


教科書(参考書)の読み方


1周目は短期集中でパラパラめくる程度で十分です。全文を読もうとさせず、太文字を眺めさせるだけでかまいません。

「昔習ったな」「全然しらない」と反応はいろいろでしょうが、まずは全体を確認させます。


得意な部分(忘れているだけで思い出せばなんとなる、暗記すればなんとかなりそうな内容も含める)と苦手な部分を仕分けします。そのさいには目次にどんどん書き込ませるとよいです。得意な部分は笑顔マーク、苦手な部分は悲しいマークとかで。


例えば理科は、植物や動物は笑顔マークで、天気や電気は悲しいマーク。みたいな感じです。


笑顔マークがついた内容の学習をさせるのですが、その前にやるべきことがあります。それは目標点に対して理社でどれだけとらせたいかです。目標に対して笑顔マークだけの勉強で済むのか?足りないのならどの程度を悲しいマークの内容からとらないとダメなのかを決めます。こういうのが過去問分析です。


大学受験や資格試験の勉強は過去問分析が命です。なのでこの機会に過去問をどうつかって勉強するのかを教えましょう。

悲しいマークがついてる内容の細分化も効果的です。例えば天気のなかでも、ふと文字の用語だけなら暗記ですむ場合もあります。逆に湿度計算は苦手とか。

すると天気が出題されたとしても0点にはならないかもと分かりますよね。なので天気で何点ぐらいとれるかも視野にいれつつ、予想得点率をだして不足分を具体的にします。






ここでいきなりですが「やる気」の話をします。モチベーションの維持は受験勉強でもとても大事ですからね。

やる気があるとか、ないとか表現されますよね。あれって心理学的には間違いなんです。そもそも「やる気」なんてありません。驚きかもしれませんが。


本来人間は課題をクリアしたいという欲望があります。困難に立ち向かう能力が潜在的にあるのです。でもあることが原因になり逃げたくなるのです。勉強から逃げれば、やる気がないとかモチベーションが続かないなどど考えられるわけですが。。。



あることとは「課題をクリアする方法が分からない」というシンプルな理由です。仮に試行錯誤して勉強を始めたとしても、この方法は正しいのだろう?という不安が大きくなりストップしてしまいます。自分は正しい方向に進んでいるのだろう?と焦り出すのです。


これがエスカレートすると高校生の場合、毎日本屋に通って参考書や問題集を買いだします。きづいたら何一つやりとけが本はなく参考書マニアという称号だけが残るというオチ。


そういう意味では塾通いの子は有利です。先生から「これをやればいい!」と言われれば自信をもって続けられるからです。もちろん塾の先生と子どもの信頼関係がないと無理ですけど。



ということで、まずは全体をしっかり把握させて、自分は間違ってないことを確認させる。そして定期的にテキストの目次を常に確認させつつ目標の対しての到達度を確認させてあげてください。


それだけでも、自分の進んでいる方向は間違っていないかと無用な焦りをうまずにすみます。

もし薄い問題集ではなく教科書を使って指導する場合は、「高校入試の問題は教科書からしかでないんだよ」と教えてあげてください。それだけでも自信になりますから。


参考リンク:

www.childcarenabi.com


まとめ

・5教科をバランスよく勉強しない

・伸びしろがある教科、単元を優先する

・国語は後回しにする
※得点率が50%を切る子は最優先

・理社は用語にふれる回数が命
=完璧主義にならないこと

・受験勉強の基本は「教科書」

【受験生】家庭学習のオススメ教材

https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2I116I+4UHT2I+3AQG+6AZAP

www.childcarenabi.com






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