中学生の子どもがいる保護者で、社会科(地理・歴史・公民)の良い問題集を探してる人向けの話しをします。
社会科は暗記教科といわれますが、満足いく点数がとれてるかといえば、、、というご家庭が多いと思います。
今回は、家庭学習や期末テスト、高校入試にもフル活用できる問題集をご紹介します。
目次
中学生の家庭学習におすすめなのが『教科書トレーニング』
子どもが持っている教科書に準拠した問題集です。
なぜオススメなのか?の前に、それ以前の話しをします。
学校で社会科のワークが配布されている場合
教科書準拠の問題集(ワーク」は、学校から配布されることもあります。
社会科は暗記教科ではありますが、問題を解かないことには力がつきません。
問題演習という意味では、学校から配布されてるワークを最優先してください。
なぜならテスト範囲になるからです。
しかし、以下の項目に該当する場合は、保護者が家庭学習用の問題集を準備するべきです。
- 学校で渡されてるワークの解答が手元にない
- 社会科の成績が3以下
学校で渡されてるワークの解答が手元にない
解答がないと、家庭学習教材としては使えません。
もともとワークは、授業の補助教材として使うものなので、解答を渡さない、もしくはテスト週間のみ配布というケースがほとんどです。
社会科の成績が3以下である
社会科の成績が1~3の場合は、授業のポイントが適切に記憶されてない可能性が高いです。
つまり暗記力よりも要点整理に問題がある可能性が高いということです。
学校から配布されるワークは、授業との併用を想定して作られてるので、問題だけしか掲載されてません。
要点整理ができてない状態で、問題を解くのは非効率的です。
力ずくで問題と解答を暗記すれば定期テストは乗り切れるかもしれません。
しかし、無理に覚えた記憶は忘れやすく、入試では使いものになりません。
定期テストならワークと同じ問題がでるかもしれませんが、入試ではそうはいきません。
ということで成績が1~3の子には、社会科の要点整理まで含めた問題集選びが必須になります。
「教科書ガイド」との違い
本屋さんの学習参考書コーナーにいくと、中学生コーナーには大きく4パターンの本がおいてます。
- パターン1:教科書ガイド
- パターン2:教科書準拠問題集
- パターン3:問題集(非準拠)
- パターン4:参考書(分厚い)
これからご紹介する「教科書トレーニング」はパターン2にあてはまります。
で、間違いやすいのがパターン1の教科書トレーニング。
準拠という意味では同じですが、性質が全く異なります。
教科書ガイドとは、昔は「虎の巻」と呼ばれた本です。
教科書の答えが掲載されており、学校の先生にはあまり良いイメージを持ってない人が多いです。
教科書ガイドについては以下のリンク先ページにまとめてます。社会科は全く必要ないので買わなくてよいですが、英語は役立つと思います。

『教科書トレーニング』を買うメリット
「教科書トレーニング」には教科書に準拠した問題(定期テストや入試で出題されるところ)が掲載されてます。
これだけでなく、教科書のポイントが掲載されてます。
これだけで社会科の成績が1~3の子どもには、買い与えるメリットがあります。
ただ、『教科書トレーニング』だけが要点整理のページを準備してるわけではありません。
ライバル会社の本も同じように、ポイントを掲載してます。
では、なぜ『教科書トレーニング』が良いかと言えば、「矢印」を多用してるからです。
歴史は流れが重要だと言われますが、子どもに流れを感じさせる書籍は少ないです。
文章をじっくり読めば、流れを感じられますが、ほとんどの中学生は読みません。
今の子供たちは、ゲームやスマホなど映像に小さいことからふれてます。
なので文章よりも絵でイメージする力が発達してます。
なので「記号の矢印」があるだけで、文章ではなく画像として記憶に残りやすくできます。
特に歴史が苦手な子に効果的です。
全ての歴史用語が、矢印で表現できるわけではありません。
逆にいえば、矢印で表現できるところは、「流れ」が明確な部分であり、テスト、入試に出題されやすい部分だともいえます。
- トレーニングは3段階方式
- 一問一答
- 重要部分は赤字
- フルカラー
わたしが理想とする問題集の全てをもってます。
いきなり子供に高校入試の問題をさせる人はいませんよね。
適切な段階をふませながら勉強させます。
じゃあ、定期テストはどうなのかといえば、ステップをふまずいきなり全てを暗記しようとする人がほとんどです。
これでは、なにが重要なのかが分かりません。
無理のない3ステップ方式
教科書トレーニングは地理、歴史、公民とに3ステップ式で編集されてます。
順をおって、問題演習しながらレベルアップできます。
社会科の暗記の王道「一問一答」
用語の暗記を効率的にするには、確認テストを小まめにするのが良いと
いう実験データがあります。
一問一答は、確認テストにピッタリの教材です。
書店にいえば「一問一答」形式の問題集も販売されてますが、教科書トレーニングを買えば、付録でついてきますのでコスパ的に優れてます。
フルカラー
これは個人の好みなのですが、フルカラーの教材のほうがやる気がでる
という子供もいます。
成績が5の子供は、教材がフルカラーかどうかは全然気にしません。
しかし4以下の子供であれば、やる気につながることがあります。
もちろん白黒でも問題ないわけですが、色がつくだけで勉強してくれるなら
カラーのほうが良いですよね。
カラーにすると値段が高くなるのですが、教科書トレーニングが1,400円程度までおさえられます。
1000円前後の問題集が多いのですが、付録や編集方法まで考えると1,300円はコスパが良いと思います。
直接書き込ませなければくり返しできるので、高校入試の勉強にも使えます。
教科書トレーニングで実力をつけて、定期的に模試をうけつつ、中3の秋以降、過去問演習させれば社会科は十分点が確保できます。
さいごに
『教科書トレーニング』を購入するさいの注意点
・子どもが今学校で習ってるのは「地理」「歴史」「公民」のどれなのかを確認すること。
・子どもが持ってる教科書のメーカー名を確認すること。
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