中学2年生の子どもがいる保護者向けの記事です。中1の成績に満足してる人もいれば、そうでない人もおられると思います。
今回は、中2生の4月は、どのような勉強をすれば良いのかを解説します。
戦略のポイントは「まだ間に合います!」
勉強の仕方(戦術)を話す前に、大枠(戦略)の話をさせてください。
中1編でも話してますが、「高校入試で子どもが行きたい高校に受からせる」ことをゴールにします。
4月になり進級、クラス替え、新しい教科書がわたるなど、新しい気持ちで勉強をスタートするチャンスです。
中だるみの2年生
すでに中学生活には慣れているので、良いも悪いも中1の延長で過ごしがちです。
勉強にたいして、気持ちを新たに再スタートさせましょう。
そのさいは、内申点の話しをしてください。
・高校入試は「内申点+当日点」で基本的には決まること(私立は除く)
・内申点は中学3年間の定期テストの結果しだい
・中学3年間のうち、3分の1が終了。ばんかいできるチャンスはある
この3点を伝えてください。
特に3つ目が大事です。
内申点は、「3年間の成績で決まる」という部分を強調してください。
いくら中3になって心をいれかえて勉強しても、残りの2年間が足をひっぱるので、そう簡単に内申点は上がりません。
逆にいえば、中2のスタート時点では、勉強をがんばった分だけ内申点も上がる可能性が高いです。
どの高校を受けるか?
それなら、受ける高校はちゃんと決めたほうがいいよね?
と思うかもしれません。
たしかにその通りです。行きたい高校のイメージが明確なほうが、やる気スイッチが入りやすくなります。
ただ、必ずしも明確に志望校を決める必要はありません。この時点で決めることが難しい子のほうが多いと思います。
中学2年、4月の段階では、高校入試の仕組みと、地域にある高校の名前をなんとなく知ってればokです。
中2の最初のテストで高得点をとらせる
中1の成績はさておき、中2の最初の定期テストで高得点がとれれば、
子どもの心のなかで何かが変わります。
「もしかして、いけるんじゃね~」と。
勘違いして勉強しなくなると困るのですが、まずは数ヶ月先のテストで
良い点数をとらせることを小目標にしましょう。
塾は必要なのか?
ひとりで勉強できない子に育てるのが先です。
家庭学習の習慣がないのに塾に通わせても、成績は期待通りにあがりません。
中2生の戦術(4月編)
基本的な戦術は中1と同じです。
・教科書の目次をコピーしておく。
・副教材の配布状況を確認する(ワークがあるか?解答がついてるか?)
・最も力をいれるべきは数学の復習
参考リンク:
www.childcarenabi.com
4月のメイン教科は「数学」、サブ教科は「英語」
積み上げ教科の数学は、もろに中1の影響を受けます。
ここで注意してほしいことは、中1学年末テストの数学が良くても、中2最初の定期テストが良いとは限らないということです。
数学は全学年の内容を受けて、新しい内容を理解できるように作られてます。
仮に6月に定期テストがあるとしたら、、、、
中2:4月+5月+6月の学習内容
+
中1:4月+5月+6月の学習内容
というイメージです。
(教科書の順番を変えずに進めることが前提)
学年末の内容は、中1の12月、1月、2月の学習内容がメインです。
いくら点数がよくても積みあげ教科の数学では、楽観できません。
まずは中1の教科書を準備して、4月~6月あたりまでの内容の総復習です。
できてない場合は、小学校で習った算数が理解できてない可能性もあります。
4月:中1数学の部分的な総復習+場合によっては小学算数の復習
4月のメイン教科を「数学」とするなら、サブ教科は「英語」です。
英文法の総復習まで手がまわらないと思いますので、中1英単語の復習だけやらせてください。
中2の英語の教科書は、中1の英単語を知ってる前提で話が進みます。
「英語⇒日本語」がスラスラでるまで、勉強させてください。
単語をしっかりさせることで、学校の授業が分かりやすくなります。
おすすめ教材!学年をまたいで復習しよう
前学年の知識のヌケを復習しながら、授業の予習&復習、定期テスト対策までok!
※小学生講座(4~6年)の内容も閲覧可能です。
参考リンク: