
英語が全くできないと悩んでる中学生、もしくはその保護者に向けて効率的な勉強法を解説します。
定期テスト、高校入試で対処法は変わりますが、今回はどちらにも効くキホンの習得法を話します。
目次
英語が全くできない中学生は、単語だけ集中して覚える。
語学のキホンは「英単語」と「文法」です。
ざっくりいえば、英語はルール(文法)に従って単語を並べてるだけ。
英語のルールは日本語よりも厳格なので、基礎固めできればスムーズに習得できるようになります。
ただ、英文法に手をつけるのははまだ早い。
さきに英単語を覚えないといけません!
英語が全くできない中学生に共通してるのは、圧倒的に語彙が少ないということ。
book=本 desk=机 、、、という感じで英語:日本語を1:1で覚えていきましょう。
英単語を覚えてしまえば、学校の授業も、ワークブックも、とりあえず何をいってる分かるようになります。
そうなったら英文法に取りかかりましょう。
英単語の勉強法
「英単語を覚えよう!」と簡単に言うけどさ、、、それができないから困ってるんだよ。。。と思ってる人もいるかもしれません。
安心してください。
英単語の覚え方にはコツがあります。
個別指導15年の経験をふまえて、英語が全然分からない子にピッタリの覚え方をご紹介します。
英単語の勉強法で重要なポイントは2つ
・なにを使う?
・どのようにやる?
▼有名な勉強法
- 分からない単語を辞書で調べる
- 単語カードを作って暗記する
- 何回も紙に書いで覚える
↑
これらの方法は非効率なのでやりません。
効果はありますが、時間がかかりすぎ。
単語帳がオススメです。
(1)なにを使って英単語を勉強するのか
単語帳を使います!
紙質、本の開き具合、サイズ、デザイン、、、、手にとって気に入ったものを買いましょう。
中身がシンプルな単語帳がオススメ♪
最近のは多機能すぎ。
英単語1個=日本語1個
で編集されてるものがベストです。
英単語と日本語が、ほど良く離れてることも大事です。
=覚えたいほうを手で隠しやすい。
必ず発音記号がついてるものにしてください。
中学生で発音記号を読める人は少ないと思いますので、カタカナで単語の読み方が表記されてるものを選びましょう。
英単語の発音を覚えれば、高校入試のリスニングを得点源にできます。
なぜなら放送問題の英文は、筆記問題よりも易しいから。
耳だけで単語がなにかを理解でき、その日本語を知ってれば解答できます。
英単語帳ではありませんが、おすすめなのが教科書ガイドです。
これには中学校で使ってる教科書の解説が掲載されてます。
英単語にかんしても意味と発音がのってます。

教科書ガイドのメリットは、授業で習ったストーリーのなかで英単語を覚えられること。
英語が分からなくても、どんな話を勉強したかぐらいは覚えてるはずです(日本語で)
ならその記憶と一緒に英単語を覚えてしまえば効率よく記憶できますよね。
- 中1なら単語帳よりも教科書ガイドで英単語を勉強したほうが効率がよい
- 中3なら単語帳でやるほうが効率がよいかも
(2)どのように英単語を勉強するのか
単語を覚える極意は、覚えようとしないこと!
確認するつもりで英単語を勉強してください。
はじめは英語→日本語だけ
スペルは覚えない。
英単語を発音して、日本語を確認。
10秒かかりません。
これをひたすら繰り返す。
1日にこなす数は多くします。
10個では少ないです。最低でも30個はやりましょう
なぜ1日に勉強する単語数を多くするかというと、回転数をあげるためです。
例えば100個の英単語を1日10個やるなら10日で1周します。
これを20個ずつやれば5日で1周します。
1日10個やる人が1周する間に、
20個やる人は2周できるんです。
同じ英単語に1回しかあわない人と2回あう人では
どちらが記憶に残る可能性が高いかを考えてみてください。
もちろん、2回の人ですよね。
2回というのは例なのですが、このように暗記しないかわりに回転数をあげて英単語にふれる頻度を増やしてほしいのです。
覚えようとしないのでストレスなく勉強できます。
確認するつもりで機械的にこなせば良いのです。
この勉強法に英語ができるできないとか、才能は一切関係ありません。
本人のやる気の問題です。
知ってる英単語がふえてくれば、みえる世界が変わってきます。
つまらない、苦痛だった学校の英語も、おもしろい!とはならないでしょうが
まあ、受けてもいいかな~ぐらいにはなります。
その1歩が次の勉強(英文法)へのエネルギーになります。
英単語を覚えあとの話、ステップ2は以下のリンク先ページにまとめました。
