このページではケアレスミスの多い子どもへの対処法について解説します
・計算ミスが多い
・字の書き間違い・読み間違いが多い
・何度注意してもミスが減らない
このようなお悩みをお持ちの保護者向けの記事です。
さいごまで読みと、ケアレスミスの多い子どもに親がどう接すれば良いのか分かるようになります。
ケアレスミスが多い子どもの特徴
ケアレスミスが多い子どもには3つの特徴があります。
- 非効率な計算をいつもしている
- 字を丁寧に書かない
- できたつもりになっている
これら3つに気をつけて指導しましょう。
教える側の心構えとしては「ミスしないように注意しなさい」など曖昧な子どもに対して表現は控えること。
そもそも、何をどう注意すれば良いのか分かりません。
加えて、「ミスしないように」という言葉がよくありません。
これは「ミスしなさい」と子どもに言っているのと同じです。
脳の無意識下においては、肯定と否定の区別がつきません。
なので「ミスするな」と否定しても「ミス」という言葉が影響して「ミスしなさい」と無意識に刷り込まれるのです。
そういう意味では「車に注意しなさい」という注意もよくありません。
以下、具体的にどのような教え方をすれば良いのか話します。
非効率な計算をいつもしている子
例えば分数の計算。
数が大きくなるほど、約分してから計算しないとミスする可能性が高くなります。
計算そのものを間違える
正しく約分ができてなくて間違いになる
非効率な計算が原因の失点は、ケアレスミスではなく「怒るべくして起こった」と考えるべきです。
お子さんのノートやテストの中身を日頃からチェツクしてください。
非効率な計算をしていれば、早い段階で修正しましょう。
字を丁寧に書かない子
字が汚い子は計算でケアレスミスする可能性が非常に高いです。
自分で自分の字が読めない状態は危険。
特に「0と6」「2と3」「×と+」の読み間違いが多いです。
字が汚くても丁寧にかけばケアレスミスはなくなります。
問題なのは「丁寧に書きなさい」と指導しても素直にやる子は少ないということです。
親の接し方として重要なこと。
子どもの勉強を家で見てあげている場合は、採点基準を甘くしないこと。
0なのか6なのか、よく分からない。
こういう場合は有無を言わさずバツにします。
甘やかすとまた同じように書きます。
自分だけが読める字で書いてもダメなことを子どもに教えましょう。
ちなみに、漢字の練習をさせるように何回も書かせる必要はありません。
「丁寧に書こうとする意識」をもたせることが大事なのであって、何回も同じ文字を書かせても効果がありません。
練習するときは丁寧に書いても、いざ演習するとなったら字が汚くなるのでは意味がありません。
実践を通して字を丁寧に書かせましょう。
できたつもりになっている子
例えば、三角形の面積を求める問題。
「底辺×高さ÷2」で求めるべきところを、、、
「÷2」を忘れた
「高さ」ではなく「斜辺」の数値で計算している
これらの失点はケアレスミスではなく内容を理解してないから起こるものです。
つまり、親の認識としては「ミス」で済ませてはいけない内容です。
「÷2」を忘れるということは「四角形を半分にすれば三角形になる」という考え方を理解してない証拠です。
「斜辺」の数値を使って計算するということは「高さの概念」を理解していません。
ちなみに、高さを教えるときは、身長をはかるときにどうするかを子どもに質問すると良いです。
ほとんどの子が、1ミリでも高く身長の記録を残したいと考えています。
そんなときに斜めにたって身長を測ってもらうか聞いてみてください。
少しでも高くするには背筋をまっすぐ上にピンとはりますよね。
床と直角になるように立つ。
これが「高さ」です。
こう教えれば、同じ間違いはしなくなります。
公式をしっかり覚えてない子には、計算式を書く前に公式を書いて、その下に数値を書かせることを繰り返すのがおすすめです。
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