
「小学生の子どもがが朝起きないので困ってる!」という保護者向けの記事です。
起きるのが遅いと、身支度や食事が慌ただしくなります。
本人だけでなく、保護者も遅刻してしまうかもしれません(働いてる場合)
マイペースな子供に、朝からイライラしてしまう人も多いと思います。
このページでは、個別指導15年の経験をふまえながら、朝起きない小学生の対処法を解説します。
目次
朝起きない小学生を起こす方法
結論からいうと、「光目覚まし時計」を使うと解決します。
体に負担をかけずに起こすなら「音」ではなく「光」です。
人間の体内リズムは、太陽の光を浴びることでコントールされてきました。
- 早起きできるかどうかは、気持ちの問題!
- 朝起きないのは甘え、やる気がないから!
として精神論で保護者が教育するのはNGです。
たしかに、寝るのが遅いなど、子ども本人にも落ち度はあると思います。
ただ、寝ない環境を作ってる大人にも原因の一部はあるわけです。
睡眠を精神論ではなく、生理的な現象と考え、科学的に対処するほうが建設的です。
極端にいえば、太陽の光をあびせれば、人間は自然に起きるようにできてます。
ただ、部屋のカーテンをしめてるので、お日さまの光で起こすのは難しいと思います。
カーテンをしめずに寝るという手もありますが、そうすると寝つきが悪くなります。(寝るときは、できるだけ光をいれず真っ暗にするのが理想)
日光で起こすのが難しい理由は、もうひとつあります。
日の出の時刻が季節によって変わるからです。
小学校の登校時刻は、一年中同じですので、起床時間がズレるのがまずいですよね。
そこで、朝起きない小学生に利用したいのが、光目覚まし時計です。
わたしが塾生の保護者に相談されたときは、「インティ」という時計を紹介してました。
部活をやっていて、夜は疲れて集中して勉強できない子がいます。
「なら朝に勉強すれば良いのでは?」ということで朝活をすすめるのですが、なかなか起きられないという相談を受けることがありました。
大音量の目覚まし時計を使うと、家族やご近所に迷惑がかかるし、、と心配してる人にも「光目覚まし時計」はオススメです。
脳の成長を考えるなら今すぐ対処すべき
睡眠は、脳の成長と記憶に大きな影響をあたえます。
小学生のうちに正しい睡眠の習慣を見につけさせるべきです。
大人でも、よく眠れなかった翌日の調子は悪くなりますよね。
小学生は成長してる最中です。睡眠不足や睡眠の質の低下の影響は、大人よりも大きくなります。
特に小学生は、脳の司令塔であり記憶に影響する「海馬」の成長が遅れます。
効率的な勉強をするのにも「睡眠」は重要です。
人間は、眠っている間に記憶が整理されるからです。
もし生活習慣がくるって「朝起きられない」のであれば、保護者の言うことを聞いてくれる小学生のうちに、できることは手をうったほうが良いです。
中学生になると、保護者の言うことを聞かない子もでてきます。
「朝起きない」という問題だけで終わりませんので、注意してください。
「光目覚まし時計」を効果的に使うポイント[3つ]
- 朝起きる時刻は一定にする
- 小学生の睡眠時間は9~11時間。親のチェックは必須
- 子ども眠くなる時刻は事前に分かる
朝起きる時刻は一定にする
「寝る時刻」と「起きる時刻」、どちらが大事かと言われたら後者です。
理想は、寝る時刻と起きる時刻を常に同じにすること。
ただし、そう簡単には進みません。
「寝よう」「寝よう」と意識するほど、寝られなくなる子もいます。
なので、寝る時間を意識させすぎるのも問題があるんです。
子どもの性格によるので、そこは柔軟に対応してもらえればokです。
基本的には、「起きる時刻」は必ずルール化する
と覚えておいてもらえればと思います。
小学生の睡眠時間は9~11時間。親のチェックは必須
小学生の理想の睡眠時間ですが、目安としては「9~11時間」を
考えておくと良いでしょう。
この数値はアメリカ国立睡眠財団のデータを利用しました。
低学年と高学年では、必要な時間も変わります。
なので、定期的によく眠れたかを保護者が子どもにチェックする必要があります。
注意点は「よく寝れた」と朝聞くのではなく、夜に学校の様子を聞きながら集中して授業を受けられていたかまで確認しましょう。
というのも、「隠れ睡眠不足」のケースが子どもにはあるからです。
睡眠不足がどういうものなのかを本人が認識してないと、親がいくら聞いても本当のところは分からないわけです。
光目覚まし時計を利用したとしても、朝「よく眠れた?」と聞いても「まだ眠い」としか答えないと思います。
人間の生体リズムを整えるには最低でも2~3ヶ月は必要ですから。
光目覚まし時計は、生理的に反発のないように目覚めさせるために使うとお考えください。
子ども眠くなる時刻は事前に分かる
インティなら、太陽光と同じ程度の光を浴びせることができます。
これは起こす効果の他に、寝るための準備をしてることになります。
人間に生理的な視点から説明すると、光を感知して14~16時間後に、眠くなるためのメラトニンが分泌されます。
つまり、朝適量の光を浴びせることで、眠くなる時刻を科学的に作り出せるということです。
なので、起こした時刻から14~16時間後に、眠気がきますので、その様子がみえたらお布団に誘導すると良いでしょう。
この眠気は一時的なもので、ピークをこえると、再び戻ってくることはありません。
なので眠そうだと感じたら、チャンスなので即誘導してください。
このように、ある程度の計算ができるのも光目覚まし時計のメリットです。
太陽光に近いぐらいの光を浴びせないと、ここまで科学的に、寝る時刻を作り出せないからです。
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