小中学生の子育てナビ

小学生、中学生の保護者向けに、学力を伸ばす方法、子どもへの接し方を解説します。勉強に親がどうかかわるべきか、家で勉強しない、家庭学習を習慣化させたい、朝起きなくて困ってる。個別指導塾15年間の経験から解決法を教えます

子どもに勉強を教えるには?ストレスフリーの接し方

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小中学生の子どもに勉強を教えるコツをまとめました。

個別指導で15年間指導してきた経験をふまえて、子どもに勉強を教えたことがない保護者でも実践できるようにノウハウ化してます。

子どもに勉強を教えるのがストレス~という人にも役立つ内容になってます。

子どもに勉強を教えるなら、保護者のメンタルが重要!

イライラしてると、子どもに伝わってしまうので、よい影響を与えません。

子育て以外に、仕事や家事などで忙しいと思いますが、まずは教える側の心を整えてください。

教えるに特化した内容になりますが、心構えをご紹介します。


・子どもには切り替えの時間が必要

・子どもの集中力は続かない

・子どもはすぐ忘れる

↑この3つを知っておくだけでも、無用なストレスとためこまずにすみます。


子どもには切り替えの時間が必要です

個別指導塾では、いきなり授業を始めません。

学校でどんなことがあったとかカウンセリング的なものを数分いれてます。

なぜなら、子どもの勉強スイッチは急に入らないからです。

教室に入ったら、机に座ったら、勉強モード!!!

という子どもは少ないのです。


ご家庭で保護者が勉強をおしえるさいも同様です。

子どもが全然話しを聞いてくれない。。。とイライラする必要はありません。

最初から聞いてくれる子どものほうが少ないのです。


子どもの集中力は続きません

仮に25分間の勉強時間をとるとして、めちゃくちゃ集中するのは3分の1もありません。

その瞬間を見逃さず、一気にたたみかけるスキルは、指導の経験値が必要です。

なので、最初の数分は集中してなくても許す(気にしない)という心構えで教えてください。


25分で1回と考えたとき、教えるポイントは1~2個にしぼりましょう。(同じ姿勢で作業する限界は25分程度)

説明するなら5分程度でまとめること。保護者だけが話すのではなく言葉のキャッチボールを心がけてください。

とはいえ、ふつうに会話してると脱線して時間がなくなります。

子どもに話しかけるときは、簡単な質問(YES、NOで回答できるもの)でokです。大事なことは5分間、保護者がしゃべりっぱなしにならないことです。

これは子どもだけでなく大人でもそうです。興味のない話しを5分間一方的に聞かさせるのはとてもツライですよね。



あれもこれもと器用に吸収できる子どもは少ないです。

教科を絞るだけでなく、単元も絞ることが大事!

勉強開始10分後~20分後の10分間に集中のピークをもってくるが理想です。

子どもはすぐ忘れます

どんなに熱心に説明しても、どんなに分かりやすく説明しても、子どもはすぐに忘れます。

人間の脳は、生命の危機に関するものを優先して記憶しようとします。

熱いやかんを触ればやけどする。。。というのは一度経験すれば復習しなくても体が勝手に記憶しますよね。


そういう意味では、「勉強」は生命の危機に関するものとして、脳は認識しません。

なので子どもが教えたことを忘れていたとしても、それが当たり前なんだと思ってほしいのです。

もちろん説明の仕方が悪かったなど反省することは大事ですが、そもそも論として、忘れる行為は自然なことであると保護者が認識してほしいのです。


1回(25分)の勉強でポイントは1つか2つにしぼり、忘れても仕方ないという前提で子どもに勉強を教えてください。

忘れるかわりに、何度もくり返し教えてください。

これが保護者が勉強を教える最大のメリットです。塾でもくり返し指導はしますが、授業時間には制限があります。全てを何度も繰り返すことはできません。

しかし、ご家庭ならがそれも可能です。

大事なのは焦らず繰り返すことです。3回でダメなら5回、5回でだめなら10回。繰り返してればいつか覚えるだろうという感覚でのぞむのです。

覚えさせるようとするほど、指導に焦りが入り、子どもの勉強嫌いを加速させます。

「この前教えたでしょ!」「何回いったら分かるの?」というのは言葉はNGです。


以上3点が、保護者が子どもに勉強を教えるときの心構え。「基本のキ」です。
まずは、ここから実践していただき、慣れてきたら下の方法を取り入れてみてください。

勉強の教え方(応用)

気づきを与える質問をする


「分かりやすい説明」ができたら、子どもの成績も上がるんだけどな~
と思ってる保護者は多いです。

たしかに、わたしも個別指導塾につとめはじめたときは、そう思ってました。

どういうふうにしたら、子どもに伝わるのか、研究してました。

研究と経験を繰り返すと、分かりやすい説明ができるようになり、子どもや保護者からも「先生の教え方は、学校の先生によりも分かりやすい」と言われるまでになりました。

この時期、少し調子にのってたわけですが、あることをきっかけに、考え方をあらためました。

どんな分かりやすい説明よりも、子どもが自ら気づいた知識のほうが記憶に残る
ということです。

つまり子どもに考えさせるということです。

塾の場合は、限られた時間しかないので、いかに知識を効率よく記憶させるかが塾屋の仕事だと思ってました。

これで十分いけるわけですが、実は子どもに考えさせる指導のほうが、記憶に定着度としては上をいくのです。

いきなり、そんなうまいように指導できないわけですが、究極の指導とは、気づきを与えることなんだと軽く覚えておいてください。



「分かった?」という質問はNG。アウトプットさせる


勉強がおわったあと、「分かった?」という「YESかNO」で回答できる質問はしないでください。

この質問は全く意味がありません。

そうではなく、その勉強でポイントにしてたことを、子どもの口から言わせてください。


「今日はなんの勉強をしたんだっけ?」

「たし算!」



「江戸幕府を開いた人は誰だっけ?」

「徳川家康!」


こんな感じです。



そのためには、コツが2つあります。

ひとつは、教える最初に、「今日は○○について勉強しようね」とポイントを明確にすることです。

個別指導塾では必ずやることです。授業の最初に、これから勉強する目的、ゴールを明確にします。

ふたつめは、ポイントになる言葉を、何度も言わせることです。

つまり、「徳川家康」と保護者が何度も連呼するのではなく、子どもに言わせることです。

「分かった?」と質問するのではなく、ポイントを子どもにアウトプットさせてください。


無理にほめない

保護者が子どもに勉強を教えるとき、無理にほめるのはやめましょう。


ほめるポイントをまちがえると、子どもが勘違いをします。

例えば、全問正解して花丸をつけてあげたとしましょう。

すると、今度は全問正解しないと、勉強がおもしろくなくなります。

ひどいと泣いたり怒ったりします。


低学年に対しては特にそうですが、ほめる理由を間違えないことです。

ほめるなら成果に対してではなく、行動に対してです。


つまり毎日、勉強して偉い
カバンや机の整理がきちんとできて偉い
とほめるのです。



参考リンク:

小学生の間違いを指摘すると怒る|泣く子どもの勉強の教え方⇒


小学生5年、6年、中学1年と学年が上がるにつれて
無理にほめると逆にしらけるようになります。

心からの賞賛ならよいですが、無理にほめるのは逆効果なので注意してください。

本人ががんばったと自覚してる行動や結果に対して、ほめることが大事です。


本人が自覚してない部分をほめるときは、理由をきちんとつけることです。

じゃないと無理やりほめて勉強させようとしてると思われて、子どもの心は保護者から離れていきます。



参考リンク:

中学生の勉強に対する親の関わり方をわかりやすく解説!まずは脳の仕組みを理解して子供の目標設定とモチベ維持の方法を勉強しましょう。

小学4年生の家庭学習で保護者が注意すべきポイント

小学5年生の子どもの家庭学習に悩む保護者がやるべきこと

小6の子どもの家庭学習|保護者が注意すべきポイントは2つ