小中学生の子育てナビ

小学生、中学生の保護者向けに、学力を伸ばす方法、子どもへの接し方を解説します。勉強に親がどうかかわるべきか、家で勉強しない、家庭学習を習慣化させたい、朝起きなくて困ってる。個別指導塾15年間の経験から解決法を教えます

勉強しない小学生や中学生の子どもにご褒美は?物で釣る育児の是非

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勉強しない子どもを物で釣る育児は正しいのか?間違いなのか? 悩んでいる親が多いと思います。大人のケースを考えても会社員であろうが、ポーツ選手だろうが、お金でやる気も違ってきますよね。 家で勉強してくれないのですから、起爆剤になるならモノで釣るのもやむをないのか?それとも間違いなのかについて解説します。


物で釣ることは間違いでない。正しいプロセスさえふめば


子どもや親に個性があるかぎり、育児に絶対的な間違いはないという前提ではなします。わたしの15年間の個別指導塾での経験から言いますと、子どもの勉強の意欲を物で釣ること自体は、特に問題ないと考えます。子どもへのご褒美として現金を渡すのか、ゲームやスマホ、洋服などモノで渡すのかは別として。

勉強は自発的にするものです。勉強した、良い成績がとれたからご褒美をあげるというのは自発的な学ぶ意欲を失わせてしまうのではないかと心配になるかもしれません。これは肌感覚の話なのですが、勉強や成績に対してご褒美を与えられている子とそうでない子にとりわけ違いはありませんでした。※塾に通ってる子供に対しの話です。


ご褒美をもらっていて成績が良い子供をみても、学問への好奇心が強い子もいるし、そうでない子もいました。これはご褒美をもらってない子供を分析しても同じです。

小学生はモノ、中学生は現金やAmazonポイント

じゃあ、ご褒美は現金が良いのか?モノが良いのか?これはケースバイケースですが、基本的には小学生はお金よりもモノが良いです。お金は早くて高学年、できれば中学生からのほうが良いです。


小学生の低学年の女の子ならば、可愛いシールでも喜んでくれます。文房具屋に行けばさまざまなシールが売ってますのよ。今の子どもはこんなのじゃ喜ばないでしょと親が勝手に決めつけないことです。いきなり豪華な商品にすると後が大変になります。高価なものを与え続けるのは浪費癖がつき逆効果です。

お金を与える場合は、やりくりを覚えさせる教育とセットにしてください。お小遣い帳をつけさせたり、スマホアプリでお金を管理させてもかまいません。親が忙しい場合はポイント制にして後からまとめて渡すのでも良いです。

本人と相談して、即もらいたいと言うなら親が面倒でもあわせるほうが良いです。ポイント制にする場合は、スタンプを押すなど視覚化してください。じゃないとご褒美をもらっていると感じる効果が薄れます。給料が銀行口座に振り込まれる感覚に近くなります。モノと金額を高くしすぎると金銭感覚が狂ってしまいます。

現金に抵抗があるならAmazonポイントやiPhoneを販売するアップルが提供するiTunes Card、Apple Music ギフトカードなどでも良いでしょう。100円単位だと面倒なので、ポイント制にしてまとめて渡すと良いでしょう。

「勉強のやり方を教える+ご褒美」にしないと意味がない


重要なのは「ご褒美」を用意するだけでは意味がないということです。子供に正しい勉強のしかたを教えない限り、何をしていいのかも分からないでしょう。とりあえず自分なりにやったけど成績が上がらないとなれば、やる気も落ちるのでご褒美の効果も薄れていきます。つまりお金やモノで釣っても子供が反応しなくなるということです。

なので正しい勉強法とご褒美はセットで使うことを基本としてください。ちなみに、わたしはご褒美推奨者ではありません。勉強は誰のためでもなく自分のためにすることですから。しかし、ご褒美の金額にもよりますが、ちょっとしたきっかけ作りなる場合もあるので、全否定はしません。


もしアナタの子どもが中学生なら正しい目標設定、正しい勉強法を伝授してみてからでも遅くはないと思います。

www.childcarenabi.com

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「これならできる!」と子どもが感じることに、親はご褒美を与えること


ご褒美の効果を最大限にする方法を話しておきます。成績の悪い子ども、やる気が続かない子どもほど、成果ではなく過程に対してご褒美を与えてください。そして達成後すぐに渡してください。過程をクリアできたら即わたすのがご褒美の効果を高めるコツです。

「今度のテストで100点とったら◯◯をあげる」ではなく「1日30分家で勉強したら、その日に▲▲をあげるよ」という感じです。

人間の脳は目先よりも目の前の快楽に関して反応しますので、自制心が育っていない子どもほど「過程クリアで即ご褒美」とするのが効果的です。


成績を2から3にしたら1教科につき1万円みたいにするよりなら、1日30分勉強したら100円、、、みたいなほうが良いです。3になるかどうか本人も自信はありませんから、ご褒美をもらう自分をイメージできません。未来の自分を確実に描けるような条件のほうが行動してくれます。

まとめ

以上で家で勉強しない子どもにご褒美を与えて行動させることが正しいか?正しくないかの話は終了です。会社、プロスポーツ選手、何でもそうですが目標を達成したらボーナスというインセンティブが発生しますし、それをモチベーションにして行動している人は多いでしょう。

大人の社会がそうなのですから、子どもにもインセンティブという発想はあって当然。金額が高すぎるのは子どもの発達に問題を起こしますが、許容範囲で適切なご褒美を設定するのも場合によってはアリです。