小中学生の子育てナビ

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高校入試の英単語の覚え方を親が子どもにアドバイスするなら

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中学3年生になると定期テストのほかに高校入試の勉強もしないといけません。共働きの家庭が増えてますので、子どもの勉強をチェックする機会は少ないかもしれません。今回は中3英語の勉強方法について解説します。もし成績が伸び悩んでいたり、第一志望港まで点数が足りない場合には親から子どもにアドバイスしてあげてください。


中学英語の内容を理解するには課題は2つです。英文法と英単語。高校生になると長文対策まで必要になります。もちろん高校入試で長文は出題されますが、英文法と英単語さえ何とかなれば6割から7割はかためることができます。



基礎が固まったら過去問演習をしながら長文の訓練をすれば十分です。※過去問は何点とれるかを調べるものだと勘違いしてる子どもが多いので注意してください。過去問は時間配分や出題傾向分析、そして復習までやることで力になります。


高校入試の英単語暗記には単語帳を使おう

英単語は教科書の本文内で習得していくのが一番良いですが、中1と中2の教科書をあわせる3冊にもなりますし、重要度が低い単語をがんばって覚えても時間のロスです。

なので大学受験で高校生がするように、単語帳を購入して重要度の高いものから暗記していくことがおすすめです。


単語帳には大きく2つの種類があります。日本語と英語が掲載されているだけのシンプルなもの。1つの英文のなかに重要単語が複数ふくまれているもの。

前者は英語の成績が悪い子どもでも使えます。

後者は英文法を理解してないと文章がよくわからないので3日坊主で終わる可能性もあります。目安として中学校の英語の授業の成績が3以上であれば問題ないでしょう。


1日に覚える英単語数は多めにすること


一日に覚える英単語の数は多めに設定すると良いです。覚える英単語の数にかんして2つの考えかたがあります。5個程度におさえて集中して覚える。これに対して20~30個と多めに設定して暗記する方法。


仮に100個の英単語を20日間で暗記する学習計画を作ってみましょう。

1日5個覚える子どもは20日目でちょうど100個を達成します。
1日20個覚える子どもは5日目で100個を達成するので、残り15日間も同様に暗記する時間に使えます。つまり4回の復習をすることができます。


仮に21日目に最終テストをするとします。どちらの子どもが英単語テストで高得点をとれるかといえば後者の1日20個のほうです。

1日に覚える単語数が多いほうが少ない場合よりも記憶に残る可能性が高いことは実験で証明されています。理由はいろいろありますが、単純に英単語との接触回数が多いことが大きいでしょう。



暗記の仕方は自由!復習はテスト形式


少しでも効率よく英単語を吸収させる方法を話します。英単語の暗記作業といえば単語帳とにらめっこというイメージが強いと思います。少し気が利いている参考書ならCDがついてたりして音でも勉強できます。英単語は紙に書いたり音読すると暗記しやすいよ!とアドバイスが書かれてる本も多いですよね。

暗記の仕方は子どもに合ったものであれば何でも良いです。必ず紙に書かないとダメということはありません。

それよりも重要なのは復習です。その日は覚えたとしても人間は忘れていく生き物ですから。

おすすめの復習法があります。それはテスト形式で行うことです。復習というと単語帳をじっと読み直す人が多いのですが、学校でやる小テストのような感じで復習したほうが記憶に定着しやすいのです。


「小テスト」を実施してください。テストがあるないで記憶できる量は違ってくると実験で証明されています。

これはアメリカの実験なので日本風に説明をかえると、こんな感じになります。



「foreign=外国の」というカードを4秒間で暗記、次のカードにうつるという感じでひたすら暗記だけさせるグループ


「foreign=   」というカードを2秒間みせられ(その間に答えを頭の中で考える」) そして残り2秒で「foreign=外国の」と正解を見させられる(この間にできなかったものは暗記)するグループ


前者は復習グループ、後者は小テスト実施グループとでもしましょう。この2つのグループで単語をどれだけ記憶できたかの最終テストの成績が良かったのはどちらだったと思いますか?勉強時間は同じとします。


結果は後者の小テスト実施グループでした。小テストが記憶に効果的であるということです。ちなみにアメリカの実験を日本風にアレンジして説明してます。カードで覚えましょうと言いたいわけではありません。

ついでに言っておきますと、復習は必ずしも紙に書いたり声にださなくても心のなかでやっても効果があることも証明されています。



ここで注意していただきたいのは小テストと最終テストの形式が似ている場合において証明されているということです。

ようするに練習だけしていきなり試合するよりも、練習試合をいれながら試合に望んだほうが良いといういみです。スポーツをやられている人ならお分かりいただけると思います。

今は英単語の暗記の話しをしてますが、受験問題に英単語の意味を答えよという問題はでません。英単語の知識をヒントとして解答を導くわけです。


なので単語の小テストを繰り返すことで入試問題が一気に伸びるという話ではないのでご注意ください。もちろん英単語の知識が増えることで解けなかった問題で急に点数アップする子もいます。この違いは新しく手にした筋肉を試合で急に使えるかどうかです。覚えると使えるはまた違うとということ。センスがある子ならすぐに新しい力を使いこなします。

別にセンスがなくても大丈夫です。新しく手にした力を活かせるように訓練すれば良いだけなので。単語を覚えた段階で次のステップに入りますよね。そのときに実施する小テストのやりかたが入試に近ければ得点に結びつく可能性は高くできます。だから過去問は大事なんです。



復習テストは後回しでもよい。とにかく前に進め!

小テストの実施は覚えた直後ではありません。2~3週間後でかまいません。してから実施してください。長期戦の場合の記憶法においては小テストの実施は直前にやるよりも数週間おいてからの分散学習でやったほうが直後よりも効果があります。


復習をこまめにやるくらいならまずは単語帳をすすめてください。新しく準備した教材を自分のものにできるかは最初が肝心です。まずは深全然でも前にすすめるほうを優先したほうが良いです。なので単語帳に学習した日付をメモしておき3週間後に復習テストをするという予定だけたてて、あとは前に進めさせてください。


テスト形式で復習したときに間違えた英単語は再テストです。数日おいて実施してください。再テストのさいは前に正解した英単語まで無理してやる必要はありません。全ての英単語がクリアできるまで実施します。

英単語帳に色ペンでチェックをいれさせてください。例えば1回目の復習テストで間違いた英単語には緑ペンでバツをつける。2回めの復習テストで間違えたら青ペンでバツ、3回目で間違えたものには赤バツというカンジ。」

人間は色も情報として記憶します。とくに赤は強烈な印象を残しますので、なかなか覚えられないものに使用すると効果的です。それと間違えた英単語には必ず「☓」をつけさせてください。

☓がつくのを嫌う子どもはいますけど覚えるのにとても重要なんです。脳の海馬は間違えてたものから覚えようとする傾向があります。今できるものより出来ないものを優先して覚えるのは生き残るための本能からきてるのかもしれませんね。




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高校入試の英単語の覚え方のまとめ


英単語を覚えるなら1日5個よりも20から30個と多めのほうが良い。暗記する方法は自由だけど、さいごに小テストを必ず実施すること。※小テストは自分で問題を作るしかありません。単語帳の日本語を隠して英単語の意味を答える形で良いでしょう。

小テストを嫌う子どもは多いと思いますが、記憶の定着に効果的であることは証明されていますので使わなければ損だと教えてあげてください。